カルチャー

横浜美術館|ファッションとアート展の口コミ感想|源流は全て日本?

先日横浜美術館の「ファッションとアート 麗しき東西交流」展を見に行きましたので、レポートします。

ゴールデンウィーク前の平日、行ってきました。

最近自分はプロダクトデザインの歴史に凝っていて、ファッションの歴史にも興味が湧いていて、今回ちょうどよくこの展示が始まったので見に行きました。

すごくいい天気。

ファッションとアート展の口コミ感想

看板はこんな感じ。

ファッションとアート展の口コミ感想

平日だったので、そこまで混んでいませんでした。

ファッション史関係ということで、和服の女性も多くいました。

和服の女性、綺麗な人はほんと綺麗ですね^^

というか、なんかかっこいい。

荷物をロッカーに入れ、ペットボトルだけ手に中にはいりました。

内容はというと結構自分には驚きでした。

ヨーロッパのファッションに、日本の影響がかなりある、ということです。

1800年代に日本の物が欧米に色々輸出されました。

浮世絵、家具、着物など様々なものが輸出されました。

上流階級を中心に起きたのが「ジャポニズム」というムーブメントでした。

日本的な価値観に影響をうけた芸術作品や日用品、そして衣類が作られるようになりました。

それまで、欧米の女性の服は、コルセットといって、ウエストをきつくしめあげる服装が主流でした。

ですが、日本の着物の影響で、ウエストをしめないゆったりとした服装が一般的になりました。

現代の女性の服装はほとんどがウエストをしめつかないものです。

なので、現代のほとんどの洋服は、このころのジャポニズムから生まれている、と理解できます。

日本人はそれを逆輸入という形で消費していることになります。

また、コルセットもそうですが、ジャポニズム以前の欧米では、服を体に合わせて立体的に裁断するのが主流でした。

しかし、着物の影響で平面的な服の作り方をするようになりました。

そして、最後に、左右非対称の服です。

それまでの欧米の服装は左右が必ず対象でした。しかし、着物の影響で左右非対称の服も多く作られるようになりました。

例えば、コートなどの襟の部分は左右非対称なのも多いですよね。

いやぁ勉強になりました。

ただ、気になったのは、説明文がほとんどが日本語だったので、日本語が読めないと困るかもしれません。とはいえ、展示物を見るだけでも面白いですが。

また、学芸員の方が1日に何度か説明しながら案内してくれるギャラリートークがあるので参加しました。展示のボードには書いていない豆知識を紹介してくれるので勉強になりますね。