意外にも日産リーフのユーザーの生の評判を扱ったブログがあまりありません。なので、今迷っている方のために、もうすぐ乗って4年目になる私が評価してみます。また、中古で買うか検討している方にむけて、現状の価格と注意点についてもお伝えします。
もくじ
4年乗って思うリーフの良いところ
音と振動が静か
やはりエンジンを使っていないので、非常に静かで振動もありません。
逆に静かすぎて危険なので、少しだけ人工的に音が出るようにしているとのことです。
ガソリン車の振動って、どうも車酔いの原因になっていた気がします。
リーフにしてからは、車に乗って気持ち悪くなるということがなくなりました。
ガソリン車独特な臭いからの解放
ガソリン車独特の臭い、あれも気持ち悪くなっていた原因だと思います。リーフではあんな臭いは全くしません。
加速スピード
ガソリン車よりも、停止状態から加速していくスピードが速いようです。
例えば、信号停車時に、青になったら隣のレーンで先頭になりたいな、ということが時々あるのですが、そういう時アクセルを踏み込むとどんなガソリン車よりもすぐに前に出ることができます。
燃料費が圧倒的に減った
ガソリン車に比べて、圧倒的に燃料周りのお金がやすくなります。
ガソリン車時代は、月に2回くらいガソリン満タンに入れていたと思いますので、月に1万円くらいかかっていました。
また、ガソリン周りの器具も定期的に交換していたと思います。
ですが、リーフの場合はガソリン代はまずゼロになります。当然充電するための電気代がかかります。
うちは家族3人が運転するのですが、だいたい週に2回程度充電をします。深夜の電気代が安い時間帯に充電が開始されるように予約設定をしているので、一回に200円程度しかかりません。なので、月に1600円ほどしかかかっていないことになります。
しかも、日本中にある日産のお店に行けば、無料で充電することが可能なので、実際はもっと安く済んでいます。
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4年乗って思うリーフの良くないところ
カーナビがガラクタレベルの酷さ
他のカーナビを使ったことがないので比較したわけではないのですが、カーナビは本当に使いにくいと感じます。
音声入力ができない
目的地を設定する際に、場所の名前や住所などの文字を入力するのですが、リーフのカーナビは画面上に表示されるキーボードの文字を一つ一つ押して入力をします。これが非常に面倒です。
今時どんなスマホやタブレットでも、声で入力することができますよね。なぜその機能をつけないのか本当に謎です。
一般道優先にしても有料道路の経路を出してくる
ある地点まで行きたい時に、「一般道優先」を選んで検索しているのに、なぜか有料道路を含む経路を出してくることがあります。
どんなに時間がかかってもいいから、一般道で行きたいこともあるじゃないですか。そんな時どうすればいいんでしょうか。
これについて一度サポートに問い合わせてみました。現状はやはりそういう仕様なのだそうです。
なので、有料道路を除外したい場合は、わざわざ「経由地」として一般道上にある地点を指定して、再度検索しなおしてください。
とのことでした。
非常に不便なので、改善をお願いしました。
目的地検索の結果の情報が少なすぎる
例えば、周辺の「カフェ」という条件で検索した際に、いくつか候補が出てくると思います。
そこで、その中から選ぶ際、どんなカフェなんだろうか、駐車場はあるんだろうか、と気になりますよね。
そういった情報が皆無です。そんな時、わざわざスマホを取り出して検索して調べる必要があります。
なぜ、カーナビ上でそういう情報も見れるようにしないのでしょうか。
経路検索の結果の比較検討ができない
目的地を選んだら、経路の検索をします。ただ、いくつかの経路を比較検討する手段がありません。
最低限、地図を拡大したり縮小したりして、どのような経路なのか確認したいのですが、なぜか選択する画面では、拡大も縮小もできなくなっています。
こんな感じで、カーナビはひどいので、iPadやAndroidの使いやすさを見習ってほしいと思いますね。
車中泊が難しい
リーフで一般道でいけば、めちゃくちゃ安く旅ができるじゃん!と思ったことがあります。
宿泊もリーフで寝てしまえば、ホテル代もかからない、素晴らしい!と思ったのです。
そこでリーフで快適に寝るにはどうしようかと検討したのですが、なかなか難しいですね。
というのは、後部座席と後ろの荷物スペースに仕切りがあり、後部座席を後ろに倒して平にするということができません。
なので、人が寝れるほどの平なスペースを作るには一工夫必要です。
パイプやベニア板などを組み合わせて頑張ってやっている人もいるみたいなので、いつかやってみようとは思います。
箱根の山越えは厳しい
一度一般道のみで、私の住む横浜から静岡まで行こうと挑戦したことがあります。
(もちろん途中途中で充電するつもりで。)
充電は80%で出発し、横浜から箱根湯本の駅くらいまでは非常に順調に進んでいました。
(リーフでは電池の劣化を緩和するため100%ではなく80%充電が推奨されています)
ですが、国道1号線で箱根湯本をすぎたあたりで坂が急になってきました。
その時初めて実感したのですが、リーフは登り坂では、電池の減りが非常に速いです。
みるみるうちに残りの充電が減っていきます。
充電の残り具合は、可能走行距離として表示されているのですが、30秒走るごとに1キロ減るくらいの感覚でした。
箱根は道も狭く路肩も滅多にありません。なので、途中で充電がゼロになったらどうしよう、大渋滞を引き起こしてしまうのではないか、ということで、焦りました。
なんとかみつけた横道に入り、しばし停車し、どうするか検討します。
とりあえず、残り20KMくらいしかなくなっていたので、この状態で箱根を超えるのは無理と判断し、一旦箱根湯本まで残り充電することにしました。
そこで急速充電し80%にしました。街の人にきくところによると、1号線だとあと40分は登る、とのことでした。
もう一度箱根の坂を登り始めたのですが、やはり減り具合が恐ろしく早く、40分もつのか心配になってきます。
そこで怖くなりリーフで箱根を超えることを諦めて、小田原まで引き返し、駐車場にリーフを停め、新幹線で静岡まで行きました(笑)
ただ、少なくともわかったのは、充電なしで横浜から箱根までは行けるということです。
中古での価格はどのくらい?
日産リーフの中古での市場価格は、年式にもよりますが現在だいたい55万〜85万程度のようです。
私は新品で400万程度で買ったので、100万いかない値段で買えるなんて、今から買うかたがうらやましいですね。
ただ、最近は「非公開車両」といって、ネットや店頭ではお目にかかれない車両から探すことで、さらに良い条件で買うことができるようになっています。
実は、ネットに表示されている車両って、中古車市場全体の数の30%に過ぎないんです。
なので、非公開車両から探すことが、お得に車を手にいれるコツです。
とはいえ、非公開車両といってもどの業者で探せばいいかわかりにくいですよね?
とりあえずは、中古車最大手のガリバーが運営する「ズバット」で探すのが、最も効率的に多くの車に出会えるチャンスになると思います。