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永松茂久「斎藤一人の道は開ける」を読みました

ルレアのGM山下さんがオススメしていたので読んでみました。学んだことをご紹介します。

斎藤一人 現代書林 2010/3/16

最初にざっくり感想を言いますと、「身の丈にあったやり方で自分の目の前の人の幸せのために一生懸命頑張る」という風な成功哲学だと感じました。

他の自己啓発書に比べて、テクニカルなことは書いていません。どことなく、思想や、誤解に恐れずに言えば、宗教のような、かなり根本的なことを扱っていました。

成功の3原則

笑顔

この厳しい世の中で、笑顔でうなずいて聞いてくれるだけで、安らぎを得られるもの。それが「また」会いたいという魅力につながる。

うなずき

「指導される力」が必要です。相手のいいところを一つでもみつけ、「すごいですね。勉強させてもらいます。」という素直に学ぶ姿勢と、さっと実践するのが大事です。

また、このような「審判にうけそうな姿勢」が大事です。

ハッピーな言葉

  • 楽しい
  • 幸せ
  • ありがとう
  • 許します

といった天国言葉が大事です。

恨みをかかえたまま人は成功できないので、「許します」が重要になります。

許すコツは、自分が恨みで眠れない時も、相手はぐっすり眠っていることをイメージします。すると、恨んでいる時間が無駄ということに気づけます。

雑草のようにマイナス言葉も心に生えてくるので、常に刈り続ける必要があります。

魅力が大事

目の前の人を幸せにすることが魅力につながります。
わざわざ店舗を増やさなくても、目の前の人をよろこばせばいいのです。それを一人さんは「一本桜を目指せ」といいます。

適切な自信も大事です。人は自信は嫌ではなく、威張るのが嫌なのです。そして、成功しても態度を変えず、威張らなければ、それだけでいい人だと思われます。
ただし、最初からヘタに頭を下げるのは良くないです。成功してからも頭を下げ続けなくてはならなくなります。

夢はなくてもいい

一人さんは、「夢がなくてよかったな。これから何でもできるじゃないか。」といいます。

格好つけた非現実的な夢を持つよりも、今よりも一つ上を目指すことが大事といいます。「係長になる」などの目標でも全然いいです。

また、夢よりも使命感何のためにやっているか、というのが重要です。人は意味がわかるとやる気がでます。

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女にもてないのは問題がある

女性にはお金がかかっているとのことです。それに対して敬意を表すことが必要だそうです。

個人的には男にもお金がかかってるのに、と思ってしまいましたが、それが現状ということでしょう。

そして、「かっこくらいつけろ」とのことです。
ただ、かっこつけた夢はダメって言ってたのに、ここではかっこつけるのか、という疑問がわきました。

目の前にいる人を一生懸命幸せにする

一生懸命というと無理をしなければならないと思う人がいるが、無理をするんじゃなくて、自分のできることを淡々と一歩一歩やれば、必ずいつか爆発的に結果が出る時が来ます。

また、目の前にいる人を幸せにするために、頭を使います。
頭を使うのにはお金がかかりません。

例えば、1分間知恵出しゲームといった形です。

ですが、多くの経営者は、安易にお金を投資して解決しようとしてしまいます。

でも心を喜ばすのは、心です。金額ではありません。

そして、ひとを幸せにする時に、自分も幸せになる必要があります。自己犠牲ではうまくいきません。

外見も大事です。身なりが悪いと人は話を聞く気になりません。話を聞こうと思えるような身だしなみにしておくのが相手への心配りということです。

わざわざ成功した人に会わなくても本で十分

本には著者の全てが入っています。なので、わざわざ会いに行かなくても、本を繰り返し読み、さっと実践して考えるほうがいいです。

遠くにいる成功者に会いに行くより、目の前にいるお客さんからのほうが多くを学べるということです。

そのように一生懸命やってれば、出会いは向こうからやってきます。

一個上がったら一個降りて人に教える

どんどん上に上がりたいと思うかもしれないけど、自分だけ上がろうとするとうまくいきません。

どこまで登れるかわかったら、どこまで降りられるかといのも大事です。

もっともっと上に行きたいというのはケチくさいです。

劣等感はあることに気づくのが大事

劣等感があっても、無理に現状を変えるのではなく、そのままで幸せになるという考え方が大事です。

劣等感にあることに気付き、これが神に与えられた自分なんだと受け入れ、一生懸命生きてると自然と劣等感はなくなります。

さいごに

たんたんと目の前を幸せにするために一生懸命にやる、という姿勢は非常に勉強になりました。

また、他の自己啓発本が大抵目標を明確にして、数値化することをすすめますが、この本は「一つ上に上がること」を目標にするのをすすめます。この点が、とても印象的でした。

ただ、一つ疑問があるのは、「目の前のことに一生懸命」で突き進むと、ブラック企業などに利用されてしまわないかという点です。

あと、ビジネスにおいて、どんどんお金を投資しよう、という姿勢の考えは結構多いですが、この本はお金使う前に知恵を出せ、という教えでした。考えさせられます。

すぐに実践することを書いておきます。

  • 会う人のいいところに注目して学んでみる
  • 1分間知恵出しゲームを1日1回1週間やってみる
斎藤一人 現代書林 2010/3/16