GMの大塚さんがおすすめしていたので読み直してみました。一度目は3〜4年前に読んだ気がします。
今回読んだ目的は、
- 金持ちのための思考法を学ぶ
- 何をやって何をやらないかを線引きできるようになりたい
- 適切なお金の使い方を学ぶ
- 人にうまく助けてもらう方法を学ぶ
- 大塚さんの考え方を真似る
というものです。
会社員だったその時に比べて、小さいながらも自分でビジネスをしている現在、かなりわかることが多くなっていました。
正確に言うと、会社員時代でも内容自体は理解できていました。ビジネスシステムを作らないと自由になれないよね、とか、MBAなんかよりもまずセールスを学ぶべきだ、とか。
確かにそうだよなー、とその時も思っていたのですが、今はよりリアルに感じます。実際の仕事のなかでこんな風に試してみようと思えるようになっています。
この本は体系だてて書かれているわけではないので、勉強になった点のみご紹介します。
もくじ
成功に必要なもの
成功に必要なのは、「戦略」とそれを「実行」することとそのために必要な「やりとげる情熱」である。
動機が間違っていると幸せな金持ちになれない
パワーのためや、自分の満たされないものを満たすためにお金持ちになっても、パワーゲームに巻き込まれて疲弊しまうことになり幸せになれない。
お金や成功を忘れて、自分らしい人生の意味を考える必要がある。
このあたり、「ミリオネアマインド」という本には、お金は意識することにより集まると書いていたので、ちょっと違って興味深い。
報酬は提供する価値で決まる
普通の人は「もらえるもの」にしか注目しないが、「提供出来る価値」に注目することが大事で、それによって報酬が決まる。
自由人になるには
ビジネスシステムを作る
自由人になるにはビジネスシステムを作るかどうかで決まる。
自分を知り大好きなことをやる
魂を打ち込めるほど好きなことをみつけ、それにエネルギーを注ぐべきだ。好きなことがみつからなくても、時間をかけて人生のリハビリをすればきっとみつかる。
処方箋としては、自分の好きなことを日常的にちょっとずつやること。小さいころから好きだったことを思い出してやってみること。
好きなことというのは、たとえ周りの人が評価してくれなくても、楽しくてしかたがないこと。
好きなことと得意なことをどちらを優先するか、というテーマは色んな議論があると思った。例えば「ブレインダンプ」という本では、まず得意なことで仕事をこなしてレベルが上がっていくと、不思議と好きなこともできるようになるとしている。
また、このゲラー氏に関してもセールスが好きだった、ということだが、最初からセールスが好きというのがどうも想像できない。やはり、得意だったから好きになったのでは?という気がしてします。
また、周りの人が評価してくれなくても楽しいことが「好きなこと」ということだが、「周りの人ありき」のものもあるのではないか。例えば、芸術や芝居などは、人がどう反応するかもセットの活動だと思う。
思考が現実になる
フォーカスしたことが現実になる。なので、「人生を信頼できるものだけに幸せが訪れる」。というのは、人生を信頼せずに悪いことにばかりフォーカスしているとそれが起きてしまうからだ。
なので、悪い感情に思考をコントロールされないことが大事だ。
その感情の力を知るだけでも半分逃れることができる。そのために、最初は朝から晩まで考え、感情などの自分との対話を紙に書き出すようにしよう。
コミュニケーションは自分の内面、自分の外側の2種類がある。
セールスを極める
人に使われるのでよければMBAを勉強すること。そうでなければセールスを極めたほうがいい。
セールスは最初は大変だけど、一度トップに上がればあとはそこまでしんどくない。瞬発力が大事。
行動心理学を知ることと、感情を込めることが大事だ。ただ、感情的になりすぎてもダメで、抑え気味の興奮状態くらいがいい。イメージを描けるような表現をする。
- 売れるイメージを持つ
- 完璧な商品知識
- イメージを描き、少し抑え気味の興奮状態で伝える
- 普段から信頼される人になる
- クロージングのテクニック
売れるイメージを持つってのは、今後やってみようと思います。ユーザーがどのページを見て、どんな気持ちになって、どういうタイミングで買うかというのを一度イメージしてみようと思います。
また、普段から信頼される人になるというのは、もう少し意識します。嘘をついていないか、ずるい書き方をしていないか、など反省すべきことがあるかもしれません。ただ、「ずるい」というのは線引きがむずかしいですね。例えば、アフィリエイトサイトなら、「このサイトはアフィリエイトサイトですが、きちんと自分の体験に基づき書いていますのでよかったら買ってください。」くらい言う必要があるのかな。
スピーチの達人になる
朝から晩まで自分の考えていること、話したことを書き留める。自分が考えていること、話していることに注意することが大事。そして、これが人生で最後のスピーチだくらいの気迫で話す。
ゲラー氏は紙に書くことを大事にしていますね。感情を知る必要性のところでも言っていました。
流れを読む力
常識と直感が大事。直感は使うことによって訓練する。
人脈術
- 偉い人には偉くないかのように、偉くない人には偉いかのように振る舞う
- 色んな会合に出ること
- 少し格上とつきあう
- コネクターを大事にする(人と人をつなげる人)
- 接する全ての人に幸せがもたらせられるように願う
- 利害を超えた友情が大事
人脈についても色々な意見がりますね。例えば斉藤一人さんなんかは、そんなに人に会ってもしょうがない、的なことを言っていたと思います。
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ビジネス成功の5原則
- 好きなことをみつける
- 必要なことを全て学ぶ
- 小さくスタート、短期間で大きくしない(一過性のブームの可能性もあるから)
- 儲かるシステムをつくる(儲けを考えずにお客さんを喜ばせることを考える)
- 自分がいなくても回るシステム
お金の法則
お金には知性的な面と感性的な面がある。
感性的な面も学ぶ必要がある。お金に対してのネガティブな意識をなくして、感謝と愛情の表現として使う。
つぎに知性的な面。お金の5原則。
- たくさん稼ぐ
- 賢く使う
- 何を得たいかを知る
- 必要なものと欲しいものを区別する
- 欲しいものは1週間待ってみる。もう一週間。そしてまだ欲しかったら買う。
- プレゼントを上手に渡す(感情面の言い訳を用意してあげる)
- がっちりまもる
- 投資する
- 分かち合う
- お金持ちになってから寄付するのではだめ
- 「人と分かち合うことで僕はますます豊かになる。自分には無限に富を生み出す力がある」
今まで、自分もお金に対してネガティブな意識があったかもしれない。人が寄付したと聞くと、偽善者と思う気持ちがどこかにあった。そんな風に感じる必要はないのかもしれない。
魔法のランプを使う
望むことを考えて行動すれば実現する。
今までの人生で達成できたことと達成できなかったことを思い出せば、大抵の望んできたことは達成できていることがわかる。
ウェイターにオーダーするようにどんな人生、仕事がいいのか一つ一つはっきりさせていく。
そのために目標を立てる必要がある。
目標達成に失敗する理由
- すべきことを目標にしている
- モチべーションがわかない目標
- 具体的なステップがない
- 期限がない
目標設定5原則
- わくわくするような目標
- 細分化し具体的な行動ステップにする
- 達成した時のご褒美と失敗した時の罰を用意する
- 目標を達成したところをイメージする
- 行動を起こす
多くの人に気持ち良く助けてもらう
- 周りに感謝
- できるだけ多くの人を巻き込む
- 専門家の協力を得る(時間は無限じゃない)
中立な出来事をベストとしてうけいれる
「おれはツキがいい」 > 「おれはツキがよくなりたい」
失敗をおそれずに決断し行動する
断られた数の分だけ収入も増える。
ブログをたくさん作る数稽古にも意味があるのはこのあたりと関係していますね。
ミリオネア・メンタリティをたかめる
- 「この世は豊かさに満ち溢れていて人はどんどん豊かになれる」と考える
- 理想の状態をイメージし、紙に書く
- 豊かさ意識を高める(金持ちの気分で生活する)
- セルフイメージを高める(自分は女性に愛されるetc)
収益を100倍にして考えるのとか面白そうですね。例えば、1万円の収益があったら100万円の収益があったと考えちゃうとか。
金持ちの気分で生活するのはやってみようと思います。今度高級ホテルのカフェとかで作業してみようと思います。
夢をみること
夢をもつことで力がつくという。ゲラー氏は「世界中が結ばれお互いが隣人のようになる」ことを夢みているそうだ。お金というものも意識しないでよくなるという。
これを読んで、ゲラー氏のような資本家がこのような社会主義的な夢を見ていることが興味深かった。
斉藤一人さんの本には夢は持たないほうがいいって書いてたのを思い出しました。
成功がもたらす7つの関門
- 自分を見失う
- 家族やパートナー、友人を失う
- 上昇気流のエアポケット(恐れから逃げないこと)
- 自分や周囲の事故や病気
- 周りからの批判、自己不信
- 他人への不信、嫉妬、競争、将来への不安
- 成功への恐れ、偉大な自分を受け入れる抵抗
幸せになるための3つの鍵
- 自分が誰かを知ること
- 好きなことを追いかけること
- 自分と周りの人を愛して、愛されること
本田氏によると「自分が誰か」は好きなことにあるとのこと。
好きだった映画や音楽に触れたりすることで、思い出せるとのこと。
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さいごに
正直この本はとっつきにくい感じがします。確かに成功者の哲学なのかもしれませんが、他の本と違って、実際のケースを出して実証している部分が少ないからだと思います。どうも教条的な感じがするんです。
とはいえ、大塚さんなどの実際に稼いでいるかたがオススメされてているので、やはり良い本なのでしょう。素直に書いてあることを実践してみようと思います。
実践すること
- 高級ホテルのカフェ行ってお金持ちの気分を味わってみる
- 理想の状態をもう一度イメージして紙に書く
- 目標を立てたら達成した後のイメージをする
- 好きな映画を10本見直してみて、何が好きか考える
- お金を寄付してみる
- 身近な人にプレゼントをしてみる
- 自分の考えていること、話していることを4月末まで書き出していく(半日単位で)
- 記事を書く時に売れるイメージをしてみる
- 扱っているお金を100倍にして考えてみる