WordPressで画像をアップロードすると、デフォルトだと年月別のフォルダーができてそこに格納されます。年月別のフォルダーではなく、記事URLと同じ名前のフォルダーに変更する方法をお伝えします。
もくじ
年月別ではなくなぜ記事URLのフォルダが良いのか
記事の投稿に載せる画像を普通にアップロードすると以下のように、記事の投稿日の年、月のディレクトリが生成され、そこに配置されます。
/wp-content/uploads/2025/08/beautiful-image.jpg
SEOで集客しているサイトだと、最初に投稿した日は重要ではないので、年月で整理されても全く便利ではありません。
同じ月に複数の記事を投稿した場合は、複数記事分の画像が一つフォルダに配置されてしまいます。
この年月別をやめたい場合は、単にWordpressのダッシュボードから、
設定>メディア、を開き、
「 アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダーに整理」
のチェックを外すだけです。
ただ、これだけだと、「/wp-content/uploads/」直下になんのフォルダも無く全ての画像が配置されてしまいます。どんどん量が増えていくと見づらいです。
後から画像を整理したり、参照しない場合は、年月別のフォルダでも、全く分類しない方法でも良いです。しかし、画像を後から見直すケースも多いです。見直す場合は、記事ごとに見直すのではないでしょうか。
なので、記事ごとのフォルダに配置された方が便利です。
記事ごとのフォルダをどのようなネーミングが良いかというと、記事タイトルは日本語が入っていて文字化けしやすいし、長過ぎるので合っていません。
記事のURLがおすすめです。記事のURLには次の記事で説明したように、日付も入っておらず、半角英数とハイフンだけで構成します。

基本的に狙っている検索キーワードの英訳で作られているので、見ればどの記事か思い出せるはずです。WordPressでは以下で設定する「パーマリンク」と呼ばれるものです。

例えば、本記事の場合、
/wp-content/uploads/posts/wordpress-image-upload-folder/beautiful-image.jpg
というように配置されます。
ちなみに、「posts」というフォルダができてしまっていますが、これには理由があるので後述します。
プラグイン「Custom Upload Dir」で記事URLに配置される
これを実現するのは簡単です。次のプラグインを入れるだけです。
これをインストール、有効化し、
設定>Custom Upload Dir
から、
「Build a path template:」という欄に
/posts/%postname%/
と入力して保存します。

これで、記事投稿画面で画像をアップロードすると、
/wp-content/uploads/posts/
配下に記事URLのフォルダを自動的に作って画像を配置してくれます。
なぜ、「posts」というフォルダを作ったかというと、
/wp-content/uploads/
配下には画像以外にも、WordPressが自動的に様々なファイルを配置する場合があります。ここに記事URLのフォルダができてしまうと、それらと混在してしまうので、分けるために一つフォルダを掘りました。もちろん「posts」という文字列自体は自由で、「articles」などご自身が好きな文字列で大丈夫です。
この設定をしたら、記事の投稿を通常通り行います。
ただ、画像のアップロードは、パーマリンクを確定し、必ず「下書き保存」を押した後にする必要があります。でないと、想定しない名前のフォルダに画像が配置されてしまう可能性があるためです。
記事の投稿画面で1つ目の画像をアップロードすると、自動的に記事URLのフォルダを生成し、画像をそこに配置してくれます。
プラグイン「Media Library Folders」で参照する
WordPressのダッシュボードのデフォルトの「メディア」では、画像が全く分類されておらず、非常に管理しづらいです。
記事URL別のフォルダで表示するために、次のプラグインを使います。
画像を投稿後、Media Library Foldersを開きます。記事の投稿画面とは別タブで開くのがおすすめです。
以下のように記事URL名でフォルダが並ぶのですが、投稿したばかりの記事のフォルダはまだありません。そこで、「Refresh Folders」ボタンを押すと今書いている記事のURLのフォルダが表示されます。

そのフォルダをクリックしても、最初は画像が表示されません。そこで、「Sync Folder Contents」ボタンを押すと、

表示してくれるようになります。

記事の投稿ごとに2つのボタンを押すのが少し手間ではあります。こうなってしまう理由は親となるフォルダーが認識されていない状態で、アップロードされた画像は認識されないからのようです。
ただ、一度親となるフォルダーが認識されると、2番目の画像からはアップロード時に自動的に認識してくれるようになります。
ちなみにMedia Library Foldersの画面側からも、フォルダの作成と画像のアップロードができます。その場合は、このようなボタンを押さずに認識してくれます。ただ、記事の投稿画面から作成できた方が、ボタンを押すことにはなるけど、これまでに近いシンプルな手順なのでそうしています。最悪ボタンを押し忘れても、後でまとめて押せば変わらないですし。
画像は全て一つの記事に所属するような説明をしてきましたが、別の記事のフォルダに入った画像を参照することもできます。
あと、トップ画像のような様々な記事で使い回すような画像は、私の場合、Media Library Foldersの画面で、
/wp-content/uploads/common/
というフォルダを作ってそこに配置しています。
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Media Library Foldersで画像のフォルダ間移動も簡単
過去に投稿した画像は年月別のフォルダーに分かれていると思います。Media Library Foldersの画面でそれらの画像の記事URLのフォルダを作って、そこに移動することができます。
通常、フォルダを移動してしまうと、記事内で参照していたURLとずれてしまって、画像が表示されなくなってしまいます。しかし、Media Library Foldersで移動すると、自動的に記事内のURLも全て移動先のURLに置換してくれます。
ただ、この作業は多くの記事データに影響する可能性があるので、一応データベースのバックアップを取得してからやるのがおすすめです。
「/wp-content/uploads/」自体も変えられる
そもそも、親となる「/wp-content/uploads/」も変えたくなるかもしれません。これ少し長いですよね。「/images/」くらいのサイトもあります。
ここが短くなると、記事内で画像を参照するURLは短くなることになり、転送データを小さくでき、多少は表示速度を向上させられるかもしれません。
具体的なやり方は以下のサイトがわかりやすいです。
【wordpress】メディアで追加した画像のアップロード先を変更する3つの方法
一度、Media Library Foldersを使い始めてから、ここを変えると、Media Library Foldersの画面の表示がおかしくなります。元のフォルダを見たままになっているからでしょう。ただ、以下のプラグインでリセットすると、変更後フォルダを見てくれるようになります。
Media Library Folders Reset
これはMedia Library Folders本体をインストールしたら同時にインストールされます。
前述したように、「/wp-content/uploads/」を別の場所に変えた場合も、WordPressが自動的に変更後の場所に様々なファイルを配置する可能性があります。なので、
/images/posts/
というように一つフォルダを掘る方がいいかもしれません。
ただ、ここは検証してないのでわかりません。WordPressが自動的に生成するファイルが相変わらず/wp-content/uploads/に置くようなら、postsと掘る必要はないです。それだとかなり画像のURLがすっきりしますよね。
時間ができたら検証しようと思います。
さいごに
WordPressで画像をアップロード先の年月別のフォルダー記事URLと同じ名前のフォルダーに変更する方法とメリットをお伝えしました。
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