ExpiredDomains.netの使い方|見方のコツ教えます!

オールドドメイン

ExpiredDomains.netは期限がきれたドメインを様々な指標とともに表示してくれる非常に便利なサービスです。ここでみつけたドメインは、新規ドメインと同じ費用で使うことができます。ただ、英語のサービスであるのと、独特な指標が多いので、なかなかうまく使いこなせていない方が多いです。

ExpiredDomains.net

まだまだ使えるExpiredDomains.net

使い方の説明に入る前に、最近ExpiredDomains.netが過小評価されている現状についてお話させて下さい。

日本語の解説サイトを見てみると、「最近は良いドメインはなくなっている」だとか、「業者から購入しないとダメ」といった否定派の意見が増えています。

ですが、私から言わせるとそういう方々はExpiredDomains.netを使いこなせていなだけです。または、オールドドメイン販売業者からの差し金でしょう。

そして、注意しないといけないのは、日本語の解説サイトには古い情報が多いということです。未だにGoogleのPage Rankで選別するのをすすめるサイトもあります。もはや、GoogleはPage Rankを公表していないので、参考値になりません。ExpiredDomains.net側も、Page Rankをデフォルトの指標から外しています。

ExpiredDomains.netも日々進化しています。それは公式ブログを読んでいただければわかります。非常に貴重なノウハウが書かれています。おそらく否定派の人はこれを読んでいないのでしょう。英語ですがGoogle翻訳などを使えば大体理解できます。全部で50記事程度ですので、数時間あれば読めます。

公式ブログは下の画像の右側の部分に表示されています。

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ExpiredDomains.netの使い方

まず数十個単位で取得する必要があるのを意識する

最近のオールドドメインの傾向として、業者から買うにしても自分で見つけるにしても、かつてのPage Rankのような絶対的な指標はなくなっています。なので、ある程度の足切り基準を設けて、数十個単位で取得し、そのなかでテストして良い結果を出すものを本格的に使う、というのがスタンダードな使いかたというのを知っておいて頂ければと思います。

これは業者から取得した場合も同じです。ただ業者からだと安いものでも、一つ3,000円ほどするので10個だと30,000円します。ですが、 ExpiredDomains.netから見つければ新規ドメインと同じ費用で使えるので、comドメインであれば一つ500円程度です。なので、10個取得しても5,000円程度ですみます。

テスト方法は後で詳しく説明しますが、非常に簡単にできます。

間違っても一つだけ厳選してピックアップしてそれに最初から全勢力を注ぎ込むといった使い方はやめましょう。

ユーザー登録する

まずユーザー登録をしてください。絞り込み機能やお気に入り機能が使えるようになります。無料で登録できます。

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ドメインを絞り込む

まずはTLD単位で見ていきます。TLDというのはcomなどのドメインの一番右にくる文字列のことです。

あとでムームードメインなどで買うので、安いタイプのTLDから始めるのがオススメです。com、info、bizあたりが安いです。

では、まずcomを見てみましょう。

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たくさんのドメインが表示されて最初はわけがわからないと思います。ですので絞り込みを行います。

ここが大事なのですが、絞り込む基準は

自然に運営されてきたドメイン

というものです。

良質なドメインを狙うあまり、最初は、大量の被リンクや、大量のFacebookのいいねがついたドメインを選びがちです。しかし、そのようなドメインは、SEO業者やアフィリエイターのような方々が既に利用して捨てたドメインである可能性が高いです。いわゆるブラックハットと呼ばれる人為的なSEOをがされているので、大量な被リンクやいいねがついているのです。そしてそういうドメインは、大抵Googleからのペナルティを受け、順位が上がらなくなってしまっているため、捨てられたということです。つまり、

SEOを生業にしている人に汚されたドメインが想像以上に多い

ということです。

もちろん、中にはブラックハットSEOがほどこされていなくて、自然に大量に被リンクを得ているドメインが出ているかもしれません。そのようなドメインを見つけられれば、楽に上位表示ができるでしょう。ですが、私はそういうドメインは狙わず、リスクを最小限に抑え、平均的な品質をあげることの方が良い結果が出やすいと考えています。

なので、ここで私たちが選びたいドメインは、普通の人や会社が、普通に運営していたドメイン、ということになります。なので、自然に運営されてきたドメインという基準で絞り込みを行います。
show filterをクリックして絞り込み機能を表示します。

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commonタブでは、下のようにしています。

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  • 被リンクは1,000以下
  • ACR(Archive.orgに記録された回数)が10以上
  • 運営開始が2010年以降
  • 最近24時間以内に追加された
  • 登録可能なもの
  • 1ページに200ドメイン表示する

被リンクといいねに関しては、上で説明したので、ACRと運営開始時期についてご説明します。

ACRはarchive.orgというサービスに記録された回数です。archive.orgは世界中のサイトの変化の歴史を記録しています。なので、このサービスで特定のドメインの過去の状態がどのようであったか見ることができます。このサービスにたくさん記録されているということは、頻繁にサイトが更新されていたことを表しています。逆に、ACRが少なすぎる場合はあまり更新されていないので、自然に運営されていない可能性があります。

次に運営開始時期についてです。一般的には古いドメインほどドメインパワーが強い、というのが定説です。それは間違ってはいません。ですが、それは「自然に運営されていた」場合のみについてです。古くても、人為的な被リンクやスパム行為などで、Googleからペナルティを受けてしまっていると順位は上がりません。むしろ、古いほうがそのようなブラックハットSEOが行われている可能性が高いです。というのは、古くて自然に運営されてきたドメインは誰も手放さない、からです。

新しいドメインの方が、良いドメインが残っている可能性が高いので、「only new last 24 hours」をチェック。当然、登録可能なドメインじゃないと意味がないので、「only available Domains」をチェック。なるべく一ページにたくさんドメインを表示したほうが効率が良いので、「Domains Per Page」は最大の200を選択しています。

次にAdditionalタブに行きます。

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下のように設定しています。

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  • 関連するドメインが10以下
  • FacebookいいねなどのSNSなどでの言及が1000以下

いいねについては先ほど説明した通りです。関連するドメインについて説明します。例えば、webfood.infoというドメインの関連するドメインはwebfood.com、webfood.bizなどです。また、webfood-new.comなどのその文字列を含むドメインも入ります。このようなドメインが多いということは、SEO業者が特別な意志を持ってブラックハットSEOをしている可能性が高いです。

Adwords & SEOタブでは以下のようにします。

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  • SV(Search Volume)が100以下

Search VolumeはGoogleのキーワードプランナーで表示される検索件数になります。例えば、webfood.infoであれば、「webfood」や「web food」などとGoogleで検索する人が月間でどれくらいかという数値です。

日本語ドメインでもそうですが、SEO業者やアフィリエイターは狙ったキーワードをドメイン名に入れる傾向があります。なので、そういったドメイン名は比較的検索ボリュームが多いワードで構成されている傾向が強いのです。

それに対し、自然に運営されているドメインはキーワードの需要なんて考えない場合が多いので、この数字が小さめになります。

最後にApply Filterをクリックして絞り込みを完了します。

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IPPやWPLで並び替える

ドメインの一覧は見出しの部分をクリックすることでその指標を基準に並び替えできます。2回クリックすると小さい順にもできます。

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なお、この見出しに必要な指標が出てこない場合は、フィルターの設定画面で「Customize Columns」をクリックして表示される画面で自由に表示したい指標を選択できます。

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IPP

IPP(IPPop)はseokicksというサービスが提供している指標です。この指標はちょっとわかりにくいので、説明します。

LP(LinkPop)というのは被リンクの多さを表す指標です。ただ、これを基準に選ぶと、同じサーバーから何本も被リンクを送った場合、高い値になってしまうことになります。すると、自作自演の自然ではないドメインを選んでしまう可能性があります。

ですが、IPP(IPPop)は被リンクを送っても同じIPアドレスからの被リンクは1以上カウントしません。なので、自作自演がしずらいので、こちらの指標を重視しました。経験上も上位表示しやすいドメインはこの値が高めでした。

こちらを高い順に並べて上から見ていきます。ただ、これも高すぎると、自然でないこともあります。私の場合は10以下がよい結果が出ています。

WPL

WPL(Wikipedia page link)はWikipediaからの被リンク数です。Wikipediaは基本的には、アフィリエイトサイトなどにはリンクをしない傾向にあるので、自然に運営されてきたドメインの可能性があります。ですが、こちらも多すぎるものには注意が必要です。私の場合はWPLが1のものが良い結果が出ています。

IPPもWPLもそうですが、全ての指標は高過ぎ、多過ぎはダメということを知っておいてください。

では、どの程度から高過ぎ、多過ぎなの?と思うかもしれませんが、これは指標や時期によって違います。なので、最初はこのように並び替えをしてみて、次に説明するarchive.orgでの確認と合わせて見ていくと良いです。

ある程度経験を積み、高過ぎ、多過ぎのレベルがわかってきたら、フィルターで絞ってしまうのもOKです。

archive.orgで実際の過去のサイトを見る

サイトのコンセプトが大きく変わっていないドメインを見つける

archive.org

この時点である程度「自然に運営されてきたドメイン」にしぼれてきたと思いますが、実際に過去の状態を見るということが最も大切です。

archive.orgで見るサイトを絞りこむために、ExpiredDomains.netの指標で絞っていたと言っても過言ではりません。過去の状態が自然なサイトであるということがどんな指標よりも重要です。

過去の状態を見る上で一番大事なのが、

ドメインが産まれてから現在までサイトのコンセプトが大きく変わっていない

ということです。

外国語のサイトが多いですが、Google翻訳などを利用するなどして、ざっくりしたコンセプトは理解できます。特にtitleタグには簡潔にサイトの趣旨が表現されている場合が多いので、私はブラウザのソースコードを見る機能からコピーしてGoogle翻訳に貼り付けたりします。

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これはどうやら市のサイトのようですね。

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archive.orgでは時系列でそのドメインの状態を見ることができるので、最近の状態とドメインが登場した時の状態を比べてみましょう。

通常サイトのコンセプトを大きく変える場合は、ドメインも変えることが多いです。同じドメインで、途中でコンセプトががらっと変わるのは自然ではありません。SEOを生業にしている人が、途中からコンセプトを変えた可能性が高いのです。

その他のチェックツールはどうなの?

オールドドメインを選ぶ際に、www.aguse.jpseochekiで、ペナルティや偽装を確認しよう、とすすめるサイトが多いです。ですが、そういう目的でこれらのサービスを使っても役に立たないのが現状です。ここで正常と判断されても実際にはペナルティを受けていることは普通にあります。なので、archive.orgで自分の目で判断していくのが最も効率が良いです。

その他のarchive.orgで迷う点

次に判断する上で迷いがちな点について説明します。

archive.orgのある時点で変なリダイレクトが発生しているものがあります。これは通常のサイト運営で起こらないのですが、SEOを生業にしている人はこれをやる可能性があります。リダイレクトで、とあるドメインからとあるドメインにSEOパワーを転送する、というテクニックがあるようです。なので、このようなドメインは除外します。

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他によくあるケースとして、ドメイン業者が保持しているような画面が表示されることがあります。これはここ最近(1年くらい)のみであれば問題ないと思います。ただ、2年も3年もこういう状態だとSEOパワーが弱まっていると考えられます。

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また、メンテナンスが不十分で404やforbiddenのエラーが出てしまうサイトも同じで、ここ最近であれば除外しなくても良いと思います。単に運営者がズボラなだけという可能性があります。

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アフィリエイトサイトが出てくるのは論外でNGです。日本語のアフィリエイトサイトは簡単に見抜けますが、外国語だと最初は難しいかもしれません。ですが、扱っているテーマは日本のアフィリサイトとあまり変わらないので、Google翻訳などで見ていけばわかります。あとアフィリエイトサイトは基本的に、私たちと同じようにオールドドメインとしてそのドメインを取得しているので、どこかの時点でテーマが変わっているのでわかります。

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日本語で運営されていたドメインのほうがいいの?

オールドドメインは前のサイトのコンセプトやキーワードが近いほうがいい、とよく言われます。なので、日本語で運営されていたほうが良さそう、と思いがちですが、経験上あまり関係なさそうです。そして、以前のジャンルとも関係ないようです。

それでも、日本語で運営されたサイトを探したい場合、Expired Domains.netでSTC列に日本の国旗が入っているものはそうです。また、ドメイン名で「yama」「kawa」「hashi」などの日本語っぽいローマ字で絞り込むと見つけられます。

また、フィルターのAdditionalタブのGeo DomainsのCountryを"Japan"に指定すると、日本の地名が入ったドメインだけを表示してくれます。

このarchive.orgで過去の状態を見る作業は、慣れがいる作業です。ただ、ある程度経験を積むと、面白いように自然に運営されていたサイトを見抜けるようになります。見つけた瞬間は、ダイヤの原石を発見したようななんとも言えない感動と、元の運営者の方への感謝の気持ちが湧いてきます。

アンカーテキストがおかしくないかseokicksで確認する

seokicksで、そのサイトがどのようなアンカーテキストで被リンクを受けているかざっくりみることができます。無料版だと一部隠されていますが、それでも十分わかります。

見るポイントは2点です。

  • アンカーテキストが、そのサイトを紹介する言葉としておかしくないか
  • 同じ言葉に偏りすぎていないか

例えば、音楽系のサイトなのに、「融資」や「バイアグラ」などの全く関係ない被リンクを受けている場合は、ブラックハットで汚された可能性があるのでダメです。

「Referring Pages」というタブだと無料でアンカーテキストを見ることができます。

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下のように同じようなアンカーテキストが並ぶ場合はNGです。(4つくらいなら大丈夫かもしれませんが、この画像の下に数十個並んでいました)このようなアンカーテキストはブラックハットSEOで自動生成したサイトからのリンクの可能性があります。

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基準をクリアしたドメインはWatchlist(お気に入り)にいれていく

星型のマークをクリックするとWatchlistに入れられます。

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comだけではなくnetやbizやinfoなどもみて、数十個レベルでお気に入りにいれてください。もちろん、レアなTLDに挑戦してもOKです。ただ、日本からは買えなかったり、高かったりするものもあります。逆に買う人が少ないので、良質なものが残りやすい可能性はありますが。私の場合は、50個程度を丸一日かけて選ぶくらいのペースでやっています。

「Watchlist」をクリックすると今まで入れた全てのドメインが表示されます。

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Watchlistで便利なのが、Export機能です。テキストやCSVで出力できます。

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テキストは後で説明する、ムームードメインで一括で購入する時に中身をそのまま貼り付けて使えます。CSVには全ての指標の値もついてくるので分析に使えます。

ドメインを使用したら結果を分析をしよう

実際にドメインでサイトを公開してしばらく経ちGoogleでどのような順位が出るかがわかったら、それをExportしたCSVと付き合わせて傾向を見ます。Excelなどを利用します。

下の画像の「ポイント」というのは実際についた順位から出した値ですが、その順番で並び替えたり、条件付き書式をつかって色付けしたりすると、いろいろと傾向が見えてきます。これを次にドメインを選ぶ際に参考にします。これを繰り返すとどんどん選択する精度が上がっていきます。

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ムームードメインなどで全部買う

ようやくドメインを抽出する作業が終わりました。次に実際にこのドメインを取得します。基本的にどこで買ってもよいのですが、マルチドメイン対応のロリポップサーバーと相性が良いムームードメインを私は使っています。

⇒ムームードメイン公式サイト

ムームードメインで一括購入する機能があるので、これで先ほど抽出したドメインをまるごと購入します。Watchlistからexportしたテキストファイルの中身をコピペします。

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購入したドメインをテストする

数十個単位で購入したオールドドメインを検証する必要があります。

詳しい手順は「オールドドメインをテストする方法」をご覧ください。

テストというのは、全てのドメインで同じ条件でサイトを作ってみてどのドメインが上位にくるかというのを見るということです。そこで、良い結果を出したドメインで本格的にサイトを作っていきます。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

この方法でExpiredDomains.netで見つけたドメインは、私の場合オールドドメイン販売業者から買ったドメインよりも良い結果を出すことが非常に多くなっています。

オールドドメインの取得方法は、知っている人は隠しがちだし、出ている情報は適当なものばかりというひどい状況です。ぜひ業者に依存せずにExpiredDomains.netであなたの力で見つけて活用していただければ幸いです。

オールドドメインを使ったビジネスというのは、抵当流れの不動産のビジネスや、企業再生ファンドのビジネスに似ていると思います。人が捨ててしまったものを見つけ出し、それに残っている価値を再発見し、さらに新たな価値を加えていく、という意味で。

なので、自然にまっとうに運営されていた会社が、破産しても価値があるのと同じく、自然にまっとうに運営されていたドメインが価値をもつ、ということなのかなと思います。

何か疑問点がありましたら、お気軽にご質問いただければと思います。

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