アフィリエイト

これからは”感情ブログ”が稼げる理由と書き方

私は2015年頃にブログを始めましたが、ブログで稼ぐための文章表現では「感情」が重要だという考えに至りました。その理由を説明します。また、私が考案した方法で書いたブログを"感情ブログ"と読んでいますがその書き方をご説明します

Goolgleのアルゴリズムの変化でまとめ記事が全滅

ブログアフィリエイトは検索エンジンからの集客をメインにしているため、Googleのアルゴリズムに大きく依存します。

2010年代前半はまとめサイトが台頭し、多くのブロガーやアフィリエイターはネット上から収集した情報を一つの記事にまとめるという手法で作った記事を量産していました。このような記事を二次情報といいます。

一つの記事に多くの情報がまとまった記事はわかりやすいというメリットがある反面、ソース(出どころ)がわからない情報が多く、信頼性に不安が持たれました。

2016年頃、Welqなどのまとめサイトが医療系の記事で根拠のない情報を掲載し、大炎上しました。それを機にGoogleのアルゴリズムも改変されまとめ記事は上位表示されないようになっていきました。

ユーザーのリテラリーの向上

Googleのアルゴリズムはユーザーの使い方とともに発展しており、ユーザーの使い方が変化すると、それに最適化するためにGoogle側もアルゴリズムを改変します。なので鶏が先か卵が先かはわかりませんが、ユーザーの使い方とアルゴリズムは互いに影響しあって変化していっています。

ユーザーもまとめ記事などの安易なわかりやすい記事を鵜呑みにするのではなく、ソースを意識して検索するようになったり、まとめられていない一次情報である一般人の感想や体験談をあえて検索するようになりました。つまり、自分で咀嚼して考えるように徐々になってきているということです。昔よりもユーザーの検索リテラシーが向上したと言えます。

なので、Google側も、専門家が書いたとわかる記事、大手企業のドメインの記事、一次情報が記載された記事が上位表示されるようにアルゴリズムを改変していきました。

役割は人柱。体験するとどうなるかを想像したいだけ

先ほど

  • 専門家が書いたとわかる記事
  • 大手企業のドメインの記事
  • 一次情報が記載された記事

とさらっと書きました。

あなたが何らかの領域の専門家であったり、大手企業のWEB担当者であれば、話は簡単です。でも、ほとんどの方がそうではないでしょう。

残された道は「一次情報が記載された記事」しかありません。一次情報とはなんでしょうか?「世の中に最初に出た情報」ということです。実は、専門家や大手企業が出す情報も一次情報と言えます。専門家が世界で一番最初に出した研究結果や考察などはわかりやすいです。大手企業の場合は、例えば「トヨタが〇〇という車を発売」というだけで、もはや一次情報でしょう。そのような一次情報を、その他のメディアが二次情報として加工して発信しています。

そして、「あなたというこの世に1人しかいない人が実際に体験したこと」も一次情報になります。誰かから聞いた話でもなく、想像でもなく、あなたが実際に体験したことを書けば、それが一次情報です。

さて、検索する人はなぜ一次情報を求めているのでしょうか?一言でいうと

人柱

です。

何かを体験する前に、試しに他の誰かに体験してもらって感想を聞きたいのです。それによって、リアルにその体験を想像して、実際に自分でも体験するかを検討したいのです。

その商品を買ったらどうなるのか?

その美容皮膚科で治療を受けたらどうなるのか?

そのプログラミングスクールに通ったらどうなるのか?

そのお店に行ったらどうなるのか?

といったようなことを、まずは自分で体験せずに、他の人に体験して欲しいのです。そしてその詳細な感想を知りたいのです。

感想というのは、主観的なものです。理系の方やアカデミックなライティングに慣れた方は、客観的な数値にのみ価値があると勘違いしやすいですが、ブログで稼ぐためには主観が圧倒的に重要です。

読者は数値だけで言われても、「結局はあなたはどう感じたの?」というのを答えて欲しいからです。

主観というのは、つまりは、感情です。

嬉しい

悲しい

驚く

辛い

ドキドキする

気まずい

といった人間として普通の感情を文章で伝えることが重要になります。

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感情で読者の共感を生むと滞在時間が向上

感情はSEO的な効果だけではなく、実際の読者の行動にも影響を与えます。

優れた映画、小説、ゲームは、長時間でもあっという間に過ぎていくのは感情的な体験があるためです。以下はアメリカの映画界で活躍していて"最優秀脚本講師"に選ばれたカール・イグレシアス氏の「『感情』から書く脚本術」からの引用です。

本当に大事なこと、それは脚本を読む人に感情的な体験を提供するということなのだ。読んだ人の心がいろいろと感じたから、それを良く書けた脚本と呼ぶのだ。同じ理由で3時間の長大作があっという間に終わってしまったように感じることもあれば、反対に90分の映画が90時間に感じられることもある。心理学者が映画のことを「感情マシン」と呼ぶのは、まさにそのためなのだ。感情的体験がすべて。その体験を求めて、私たちは映画を観に行く。テレビを観るのも、ゲームをやるのも、小説を読むのも、観劇するのも、スポーツ観戦に行くのも同じ理由だ。それなのに、この感情的反応というものは、なぜか見落とされてしまう。

カール・イグレシアス. 「感情」から書く脚本術 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.162-168). Kindle 版.

カール・イグレシアス (著), 島内 哲朗 (翻訳)

これは脚本だけでなくブログ記事についても同じことが言えます。

感情表現に共感する読者は、「もっと読みたい、もっと読みたい」としっかり記事を読んでくれて、「この筆者の記事なら他の記事も読んでみたい」と他の記事を読んでもらいやすくなります。結果的にサイトの滞在時間が伸びます。滞在時間が伸びると検索エンジンからの評価が上がり、上位表示されやすくなる、という好循環が生まれます。

こちらが促したい行動をとる確率も向上

筆者に共感した読者は、こちらが促したい行動をとりやすくなります。何かを販売したり申し込んでもらえる確率が上がります。

この理由は心理学の名著「影響力の武器」で説明されている「社会的証明」という心理効果で説明できます。

ロバート・B・チャルディーニ (著), 社会行動研究会 (翻訳)

私達の行動は他者の行動に影響されるという効果です。例えば、駅のホームに向かう途中、周囲の人が小走りになったら、自分も走りたくなる気持ちが働きます。

この効果は参照する他者と自分の類似性が大きいほど効果が大きくなります。つまり自分に似ている人からの影響が大きくなります。年齢、性別、人種、衣服などの類似性がわかりやすいですが、感情の類似性もそれと同等以上に効果があります。

筆者の感情に共感した読者は、「筆者はこの状況ならこのような感情を抱くのか。私と同じだ。」と感じます。なので筆者と同じ行動をとる心理的圧力が働きます。影響力の武器は以下で要約しました。

影響力の武器|要約感想と設問の答え|売上アップ間違いなし?ロバート・B・チャルティーニの「影響力の武器」を読みました。要約と感想と巻末についている設問の私なりの答えをご紹介します。 要約 人...

AIに感情を再現することは当分できない

AIの発達でブログ記事もAIが自動生成する時代がきて、ブロガーの出る幕がなくなってしまうのでは?と心配される方もいるかもしれません。

しかしAIに感情は発生しません。というのはAIには肉体がないためです。

人間の体験というのは肉体があって初めて成立します。

美容皮膚科の治療を受ける、〇〇を食べる、岩盤浴に入る、

というのは、肉体、皮膚、胃袋といったものを持たないAIには体験することができません。

もちろん、大量のデータを用いて、感情をシミュレーションすることはできるのでしょうが、それはデータという一次情報を加工した優秀な二次情報に過ぎません。

AIが感情を生成することができない以上、当分は我々人間が言葉で感情を伝えるしかありません。

そのうち、脳に電極を挿して、ある体験をした時の感覚を数値で計測できる時代になれば、言葉を使って感情を伝える必要はなくなるかもしれませんが、まだ先の話です。

二次情報的なまとめ記事はAIでどんどん生成できるようになるでしょうが、感情を盛り込んだ記事はまだまだ難しいという事です。なので、ブロガーは感情を使って記事を書くことが重要で価値があるということです。

大手企業は感情表現ができないので個人の独壇場

先ほど大手企業のドメインがSEOで強いというお話をしました。しかし、感情表現に関して言えば、大手企業のサイトではなかなかできないのが実情です。

というのは、あなたが働く会社を思い浮かべて欲しいのですが、通常の企業では、感情を殺して働くように要求されています。サイトの運営だけ感情豊かにする、というのは難しいです。もちろん、外部のライターに報酬を払って記事を書いてもらうことはできます。しかし、外部のライターは、お金をもらっているため、その企業に対してネガティブな感情を少しも出すことができないので、自由度が非常に低い感情表現になってしまうでしょう。

なので、個人や零細企業は感情をフルに表現でき独壇場となり、大手企業のサイトを出し抜くことも可能です。

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あなたが感じた感情は他の人も感じる可能性が大

私のたった1人の感情なんて価値あるのかな?

そういう風に謙虚になりすぎる方が多いのですが、その必要は全くありません。

例えば、ある商品に対する感情はは、良い、悪いなど様々な感想を持つ人がいます。

でも、その商品を使った人が数十万人いたとしたら、数万人くらいはあなたとほとんど同じ感情を抱くはずです。

あなたの感情はその数万人を代表するサンプルとなるので非常に価値があります。読者はいろんなタイプの感情をネット上で読み、そして自分で咀嚼して行動を起こすか判断するので、あなたが他のタイプの感情まで代表する責任は全くないのです。

なので、あなたの感情を素直に表現することに価値があるのです。

先ほど紹介した「『感情』から書く脚本術」でも以下のように書かれています。

読めば興奮するような話を創造する最適な方法は、自分を興奮させることについて書くことだ。自分の本能に逆らってはいけない。自分がよく知っていることを書けというのが一般的な助言だが、私に言わせれば「自分の感情を刺激するもの、惹きつけるものを書け」だ。あなたが一番よく知っているのは、結局あなた自身の感情に他ならないからだ。何しろ、喋る言語は違っても私たちは誰しも、感情という共通言語で物事を感じているのだから。良く書けた脚本イコール感情なわけだが、感情はジャンルを、年齢を、貧富の差を、政治的な境界を超えていく。

カール・イグレシアス. 「感情」から書く脚本術 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.682-688). Kindle 版.

感情を伝えるためにストーリーが不可欠

ここまではブログにおける感情の重要性を説明しました。ここからはどのように感情を表現するのかを説明します。

感情を文章で伝えるのに重要なのがストーリーです。日本語でいうと物語ですがストーリーの方がしっくりくるのでストーリーと呼びます。

ストーリーの定義は出来事を時系列順に伝えることだと考えています。

つまり、古い出来事から順に新しい出来事を伝えます。

なぜ、感情を伝えるのにストーリーが重要かと言えば、

ある「感情」を引き起こした「状況」と「出来事」

を読者にリアルに想像させることができるからです。

誰かの感情が動くのは、ある状況で何かが起こるためです。

遠隔から念力で他人が感情を操作することなどできません。感情というのは、ある人物がいてそれをとりまく状況があり何かが起こるために発生します。

映画や演劇や小説で登場人物に共感して心動かされてしまうのは、やはり時系列順に話が進んでいるためでしょう。結末から始まる小説なんてありません。

もちろん、例外的な演出として好奇心を掻き立てるために冒頭に結末を持ってくるストーリーもあります。また、ゴットファーザー2のように、父の若い時代と息子の時代を交互に進めるというような演出もあります。しかし、主要部分は時系列順に出来事が進みます。

「『感情』から書く脚本術」では以下のように書かれています。

「王が死んだ。女王が死んだ」。これでは、ただの年代記だ。しかし「王が死んだ。悲しみにくれた女王が死んだ」とすれば、より満足できる文章になる。原因が付け加えられたからだ。2つの事件が原因によって繋がり、より読者の関心を引き、満足を与えるものになった。だから、ランダムなエピソードの羅列よりも、それぞれの出来事が次の出来事の原因になっているということが明確に理解できるプロットがあった方が、関心を維持しやすい

カール・イグレシアス. 「感情」から書く脚本術 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2225-2229). Kindle 版.

ここでは、出来事と出来事が因果関係によって結ばれていれば、より魅力的な文章になると述べられています。時系列順に出来事が並んでいれば、それぞれが因果関係で結ばれていることがわかりやすくなります。

例えば、ブログの商品やサービスの体験記事の大まかな流れは以下のようになることが多いです。

  1. 自己紹介
  2. 状況説明
  3. 動機
  4. 調査
  5. 比較
  6. 購入、申し込み
  7. 開封
  8. 利用
  9. 利用後どうなったか
  10. 考察

1→10で時系列順に並んでいることがわかります。それぞれのセクション内でも出来事が時系列で進みます。

会話体や心の声を多用する

時系列順に出来事を並べるという原則とともに重要なのが、会話体や心の声。

これが発生した「感情」に相当します。もちろん

「悲しくなった」

「嬉しくなった」

など直接的に感情を表現してもいいのですが、

『なんでこんなことになってしまったんだよ。俺今まで何してたんだ。』

『やば!今月の俺の営業成績、うちの部署で一位じゃん!今日は飲んで祝うぞー!』

など、その状況での発言や心の声などを書いた方がリアルに感情が想像できます。

鉤括弧で囲ってもいいですし、次のように吹き出しでもいいですし、地の文で書いてしまうのもアリです。

吹き出しは会話体、心の声、どちらでも使えますね。

上級テクニックとしては、感情を行動で表現します。「『感情』から書く脚本術」では以下のように書かれています。

ここでは「語るな、見せろ」の原則に従って、キャラクターの心の中を行動として見せて、今度は読者の感情のツボを突こう。××と感じているなどと書くより、よほど強烈に感情を刺激することができる。キャラクターが怒っているとき、巧い脚本家なら怒りを感じさせる動作で表現する。「彼女は怒っている」などとは死んでも書かない。書くなら「鍋を投げつけて窓を叩き割る」だ。行動は常に台詞より真実を伝えるということを覚えておこう。

カール・イグレシアス. 「感情」から書く脚本術 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.4490-4494). Kindle 版.

視覚的描写、感覚的描写を多用する

視覚的描写や感覚的描写も重要です。これは「状況」や「出来事」に相当します。

視覚的描写というのは映像をイメージできるように具体的に表現するということです。

「10時に配達員が商品を届けてくれました」

「10時にインターホンがなり、とびらを開くと50cm四方の重そうなダンボールを抱えた白髪混じりの配達員が笑顔で立っています」

などとした方が、状況を正確に想像させてくれます。

感覚的描写とは視覚以外の描写です。たとえば

「美容皮膚科でのレーザー施術では、パチンという音ともに、ほっぺたが輪ゴムで弾かれたような痛みが数分間にわたり繰り返されます」

という感じです。

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語尾が現在系か過去形かは好みによる

ストーリーとして出来事を並べるので、なるべく書いている現在から過去を振り返る表現を使わないようにします。

「たしかあれは17時頃だったと思うのですが」

書いている時点と実際に出来事が起きている時点が違う、というのを読者に意識させる表現は使わないようにします。それを意識させてしまうと途端に今ここで出来事が起きているという臨場感が落ちて、現実に引き戻されてしまうためです。

つまり出来事や感情は、読者の頭の中では「読んでいる時点」で発生しているというのを大事にして文章を書きます。

書いている時点より出来事は当然過去なので通常は語尾を過去形にしがちですが、読者が読んでいる時点に合わせるなら現在系でもよいことになります。例えば、

「10時にインターホンがなり、とびらを開くと50cm四方の重そうなダンボールを抱えた白髪混じりの配達員が笑顔で立っています」

というような感じです。

とはいえ、一般的な小説でも作家の文体の好みによってどちらもあるので、これはあなたの好みでいいと思います。先ほどの例を過去形にすると

「10時にインターホンがなり、とびらを開くと50cm四方の重そうなダンボールを抱えた白髪混じりの配達員が笑顔で立っていました」

となります。

感情を殺して働く現代人にとっては救いになる

ここまではどのように感情を表現するのかを説明しました。

ただ、一般の会社などの職場ではなかなか感情を出す機会は少ないので、いきなり感情を出せと言われて戸惑うかもしれません。

私は専門家ではないので断言はできませんが、日本で自殺率が高いのは、自分の感情に鈍感になることでメンタル的な不調を引き起こしてしまう方が多いからでは、と考えています。

ブログで感情を表現することが習慣になっていくと、普段から自分の感情に対して敏感に気づくようになります。するとメンタルに問題が出る前に自分でケアできるようになってきます。

なので、この方法は、感情に鈍感になってしまった現代人にとってとても良い心のエクササイズになるはずです。

もう少しアフィリエイトに特化した記事の書き方の説明としては以下があります。

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