ビジネスを進める上で、よく言われるのはKGIとKPIを決めようということです。
- KGI(Key Goal Indicator:重要目標達成指標)
- KPI(Key Performance Indicator:KGIを達成するためのウォッチしておくべき指標)
KBIとは?
大和総研ではこれらに加えて、「KBI(Key Behavior Indicator:重要行動指標)」という指標を採用しているそうです。
自分はこの考え方は非常にいいと思います。
ようは、KPIというのは、かなり具体的な数値になっているとはいえ、直接的に操作できる数字ではないので、行動につながらないことも多いです。
そこで、行動につながる指標をKBIとして設定するということです。
例えば、PV(ページビュー)をKPIとした場合。こちらも、ただ念じればPVが上がるというわけではありません。PVをあげるためには、実際には記事数を増やしたり、記事に画像を追加したり、など様々な施作が考えられます。
なので、KBIとしては、例えば「一月で投稿する記事数」などのようにします。これなら、作業をするということで、指標をコントロールすることができます。
KPIだと、結局何すればいいんだろう、となってあまり役にたたない、ということになりがちなのですが、KBIだとそうはなりません。
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KBIは柔軟に変えよう
仕事を進めていくなかで、何をKBIにするかは変わっていくものだし、柔軟に変えていくべきだと思います。
例えば、最初は「記事投稿数」をKBIにしているとします。ですが、記事を投稿していくうちに、目標数に達する前に、「数」ではなく「質」が大事だ、ということに気づくということもあります。その場合、最初の目標数にこだわらず、KBI自体を変えていったほうが、柔軟な仕事の進め方ができます。
最初に設定した目標数自体にもそこまで根拠はない場合が多いし、途中で「質が大事」と学んだことこそが大事なので、それをすぐに取り込んでいくべきだからです。
私の場合は、最初は「サイト作成数」をKBIにしていましたが、今は「仮説実行数」にしています。
サイト300個作るぞ!と燃えていましたが、数を作るよりも仮説検証のループをたくさんまわすことが大事だと気付きました。
そういう状態なのに、最初のKBIにこだわっていると、モチベーションの低下につながりません。「他にやるべきことがあるのになー。」と自分で作ったkBIに縛られるのです。
なので、柔軟にKBIは変えていきましょう。