オウンドメディア、流行ってますよね。製作会社に乗せられちゃった会社も多そうですが、とにかくうまくいっていない事例をよく目にします。
もくじ
アフィリエイトサイトに勝てないオウンドメディア
アフィリエイターの私がよく見かけるのが、「〇〇 評判」や「〇〇 口コミ」などのキーワードで検索した場合、オウンドメディアがアフィリエイトサイトに負けているという事象です。何百記事とある大規模なオウンドメディアが20記事程度のアフィリエイトサイトに負けていたりします。
アフィリエイトの世界では、商品を購入する直前のユーザーが検索するキーワードを、「成約に近い」キーワードと言ったりします。成約に至るにはそのようなキーワードで上位表示することが非常に大切です。
もし上位に表示されているアフィリエイトサイトが御社の商品をおすすめしてくれていたら問題ないですが、ライバル企業の商品を紹介していたら痛いですよね。
豆知識系のキーワードでは、専門知識がある御社の方が上位表示できている可能性はあります。豆知識系の記事で地道にアクセスを集めることにより、ブランド力が上がる可能性はあります。
でも、結局購入の可能性があるユーザーを呼び込まないと売り上げにはつながりません。
成約に近い検索ワードで上位表示できない理由
商品のメリットしか書いていない
よく見る例が、自社の商品やサービスを使ってくれたお客さんにインタビューして感想を聞くという記事です。
もう質問からして終わってるんですよね。例えば、
「〇〇を使って良かったことはどんなことですか?」
みたいな質問ばかりなんです。
検索してくるユーザーが知りたいのはデメリットです。
メリットしか書いていなければ、自分が求める情報はないと判断し、すぐに閉じてしまいます。すると滞在時間が短いとGoogleに判断され、順位を落とされます。
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ライバル商品に全く触れない
もしかしたらライバル商品を取り上げるのは、「ディスった」と言われるのが怖くて難しいのかもしれません。
ですが、ユーザーが知りたいのはライバル商品に比べて何がいいの?ということです。
仮に、御社が横浜にある英会話教室Aだとします。
「横浜 英会話教室 おすすめ」みたいなキーワードで検索する人って多いと思うんですよ。ここで上位表示できればかなりの成約が期待できます。
でも、こういうキーワードを狙っているオウンドメディアは少ないんですよね。
ライバルをディスったととられるのが気がひけるかもしませんが、
〇〇な人にはAがおすすめ
××な人にはBがおすすめ
△△な人にはCがおすすめ
みたいに、きちんと違いを整理してあげて、公平に記載すればそこまで恨まれることはないと思います。
以上2点が御社のオウンドメディアが失敗する原因だと考えています。
SEOで大事な「網羅性」
最近のSEO界隈でよく取り上げられるテーマとして「網羅性」があります。
あるキーワードで検索した人が求めている情報をなるべく広く網羅しているサイトほど上位表示できるのです。
「〇〇 評判」や「〇〇 口コミ」で検索している人は当然メリットだけでなくデメリットも求めているはずです。
「横浜 英会話教室 おすすめ」で検索してくる人は当然御社だけでなく、いくつかのおすすめできる教室の情報を求めているはずです。
このような網羅性を意識して書くことで、オウンドメディアでも上位表示ができるはずです。
さいごに
デメリットや、ライバル社について書くのは慣れるまでは難しいかもしれません。
なので、あえて自社に不利なことを書く、というのを意識してやっていけば徐々に網羅性は上がっていくはずです。
普通の人間関係でも、自分に不利なことまで言う人ってなんだか誠実に感じますよね。ユーザーはもちろんGoogleもそう感じているからこそ順位に影響するのだと思います。