ブログ記事のタイトルの決め方についてご説明します。インパクトがあり、SEO的にも有効なタイトルの考え方についてもお話しします。記事タイトルの付け方には、明確な手順があります。それに沿って付ければ、迷いがなくなり大幅な時間短縮にもなりますので、是非参考にしてください。
もくじ
狙う検索キーワードを決め、先に本文を書く
最重要なことは、狙っている検索キーワードを記事タイトルに入れることです。狙っている検索キーワードとは以下で詳しく説明しています。この記事は以降で度々言及するので、以降は【キーワード選定記事】と呼びます。

検索キーワードが決まっている前提でここからお話ししていきます。
さらに、本文が書き終わっている方が記事タイトルを考えやすいので、本文も書き終わっている前提でお話しします。レビュー記事の本文の書き方については以下をご覧ください。

記事タイトルの文字数は35字程度を目安に
記事タイトルの文字数は長過ぎても短過ぎても良くありません。
まず、Googleの検索結果で記事タイトルとして表示できるのが大体35字程度なので、それを超えてしまうと、検索ユーザーから見えないので意味がないです。
35字と言いましたが、実際はデバイスや時期によっても違うようです。ただ、あまり細かく考えても仕方ないので、一応目安として35字としました。
短過ぎると何が良くないかについて説明します。
まず、35文字の文字数に余裕があるなら、複数のキーワードを盛り込むことにより、より多くの読者を呼び込むことができるのに、そのチャンスを活かしていないことになります。
また、同じ検索結果に表示されるライバル記事はタイトルにインパクトをつけて目立たせようとしています。35文字の文字数に余裕があるなら、インパクトのあるフレーズを盛り込んで読者の注目を集めるべきです。
メインキーワードを決める
1つの記事を書くのに、複数のキーワードを選んでいると思います。例えばこんな感じです。
- Macbook Air 評判
- Macbook Air 音質
- Macbook Air 最安値
その中でもまずはメインのキーワードを決めます。レビュー記事の場合は、「評判」「口コミ」「レビュー」「体験記」などのワードを含むキーワードをメインキーワードにしましょう。どれにするかは好みです。
メイン以外のキーワードをサブキーワードと呼ぶことにします。
さて、【キーワード選定記事】でもお伝えしたように、キーワードは一度疑問文に変換して考えます。例えば以下のような感じです。
キーワード | 疑問文 |
---|---|
Macbook Air 評判 | Macbook Airの評判はどのようなものですか? |
Macbook Air 音質 | Macbook Airの音質はどのようなものですか? |
犬 しつけ うんち | 犬のうんちのしつけはどのようにしますか? |
ニキビ クレーター 治す | ニキビのクレーターを治すにはどうすればいいですか? |
メインのキーワードの疑問文をそのまま記事タイトルにするのもありです。
「Macbook Air 評判」をメインキーワードにした場合、
「Macbook Airの評判はどのようなものですか?」が疑問文になります。しかも意味がわかる範囲で短くして良いので、
「Macbook Airの評判!」
となります。
しかしこれだと35文字に全く届きません。
インパクトパートを設ける
もう一つ必要なのは「インパクトパート」です。
検索結果からタップして読みたくなるような記事タイトルにするため、インパクトを持たせる必要があります。なので、キーワードに関係なく、インパクトがあるようなフレーズをタイトルに入れます。
レビュー記事の場合、効果的なのは商品のデメリットを匂わせることです。良いことはどんなライバル記事にも書かれていますが、デメリットについてきちんと強調する記事は少ないです。それをタイトルで匂わせると気になってクリックしてくれる可能性が劇的に向上します。
なので、記事タイトルは記事本文の執筆後に作るのがおすすめなのです。記事本文を執筆すれば、デメリットもしっかり整理しているはずで、どのデメリットが読者が気になるかも考えやすいためです。
インパクトパートはなるべく記事タイトルの頭に配置します。やはり最初に目に入るので、気になる確率が上がるためです。例えば、
「構成によっては激遅?Macbook Airの評判!」
などとなります。インパクトパートはクエスチョンマークをつけて断言しないことでより気にならせることができます。この辺りは好みもありますので、色々工夫してみてください。
「初心者は買うな!Macbook Airの評判!」
のように、強めな主張を入れるのもアリです。
問題解決記事の場合、解決に当たっての落とし穴や困ったことなどをインパクトパートに仕立てることになります。
スポンサーリンク
サブキーワードを盛り込む
35文字までの範囲でサブキーワードも盛り込んでいきます。
サブキーワードの
「Macbook Air 音質」
を盛り込む場合、「音質」という単語だけ入れれば良いので、
「初心者は買うな!Macbook Airの評判!音質も徹底検証!」
などと盛り込むことができます。
もちろん、インパクトパートについてもそうですが、盛り込んだサブキーワードの疑問文にも、記事中できちんと回答しなければなりません。そうしないとタイトル詐欺になってしまいます。
あるいは、サブキーワードをインパクトパートに仕立てることもできます。
「音質が迫力不足?Macbook Airの評判!」
となり、短くなった分、後半に他のサブキーワードを盛り込むことができます。
キーワードはスペースで分けられた単位で使います。例えば、
「ハリオ土鍋 ご飯」
というキーワードがあるとします。これは「ハリオ土鍋」と「ご飯」の間にだけスペースがあります。「ハリオ土鍋」と「ご飯」が最小の単位になるので、これ以上に細かく分割しないようにしましょう。
なので、記事タイトルに
「ハリオの土鍋で炊いたご飯が最高!」
だったり、
「土鍋でご飯を炊くならやっぱりハリオ!」
などと、「ハリオ土鍋」を分割して使わないようにしましょう。
もちろん、最近の検索エンジンのAIがよしなに解釈してくれる可能性はあるのですが、キーワードプランナーで表示される検索ボリュームはスペースで区切られた言葉の組み合わせでカウントされているためです。
同じ意味の言葉は1つで良い
例えば、
「Macbook Air 評判」
をメインキーワードにしていて、サブキーワードに
「マックブックエアー 評判」
があるとします。
こちらも、検索ボリュームがあるので狙いたいということで、
「音質が迫力不足?Macbook Air(マックブックエア)の評判!」
などと、両方使う必要はありません。
同じ意味を持つ言葉は、最近の検索エンジンはきちんと認識してくれます。
つまり、「Macbook Air」だけ使って上位表示すれば、「マックブックエア」を使って検索する場合でも上位表示しているはずです。
検索エンジンに確実に認識して欲しければ、「マックブックエア」は記事タイトルではなく本文中に盛り込んでおきましょう。
なので、記事タイトルに同じ意味を示す言葉は2つ以上入れないようにし、その分、他の意味を示すサブキーワードを盛り込みましょう。
キーワードを詰め込んでも文章として意味が通るように
メインキーワード、インパクトパートを含めたら、あとはサブキーワードを盛り込みますが、欲張って不自然な形で盛り込まないようにしましょう。少なくとも日本語の文章として意味が通っている必要があります。例えば、
「初心者は買うな!Macbook Airの評判!音質おすすめ構成最安値」
は、後半のサブキーワードを詰めている部分が文章になっていません。
こういった記事タイトルは、せっかくあなたという人間が記事を執筆しているのに、あたかもAIに執筆させた記事かのような機械的な印象を与えてしまいます。そうなると検索結果からクリックされずらくなってしまいます。
さいごに宿題
いかがでしたでしょうか?
記事タイトルの付け方には明確な手順があることが伝われば幸いです。
では今回の宿題です。
本文が書けた段階の記事に対して、上記の方法で記事タイトルを作成してください。
既に以前に公開した記事などの記事タイトルをもう一度考えるのでも構いません。
問い合わせフォームから連絡を頂ければ、何らかのリアクションを致します。