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ビジネス書でよくある「与える」には長時間労働も含まれるのか?

ビジネス書を読んでいるとよく共通してでてくるのは、

まず自分から与えよう

成功したければ与えろ

奉仕することが大切

こんなフレーズ、よく出てきますよね?

それが成功につながる理由を、「返報性の原理」などの心理学用語を使い科学的に説明する本や、「神様に対して貯金をしているようなものなので利子をつけて必ず返してくれる。」など少し宗教的に説く本もあります。

自分なりに「与える」を実践していて、この教えは真実だなと思う体験が多いのですが、ふと疑問が浮かぶことがあります。

ブラック企業などで長時間労働やサービス残業をすることもこの「与える」に含まれるのだろうか?

という疑問です。

労働法を超えての長時間労働やサービス残業って、労働者から会社に対して、自分の貴重な生活や趣味の時間を会社に対して「与える」ことになりますよね?

別の言い方をすれば、会社が労働者の時間を「奪う」または「搾取する」とも言えるかもしれません。

このような形の「与える」を続けていって本当に成功につながるのでしょうか?

私は条件付きですが「Yes」だと思っています。

それは喜んでできる場合という条件です。

ただ、喜んでできない場合、強制されていると感じる場合は、「No」だと思います。

いくら「与えている」つもりでも、成功につながらないでしょう。

自分が読んだ本にはこの点には触れられていませんでしたが、これらの本で書かれている「与える」とは「喜んで与える」ということなのだと今は考えています。

なので、成功したければ、「イヤイヤ与える」はやめたほうがいいです。

「イヤイヤ与える」時間を減らして、「喜んで与える」時間を増やすことが成功への近道だと思います。

そのためには、二つの選択肢があります。

  1. 今イヤイヤ与えていることを、喜んでできるように自分の考え方を変える
  2. 今イヤイヤ与えていることをやめて、新たに喜んで与えられることを見つける

私も長時間労働の会社に苦しんだ経験があります。結局会社はやめたので、結果的には2の選択をしたことになります。

今改めて1の選択肢をとることができたか考えてみました。つまり、その長時間労働、サービス残業を喜んでできるかとうことですね。

でも、やっぱり無理ですね。労働法を無視している会社に対して与えてもとても喜べないです。

残業が強制的でなく、定時に帰れる本当の自由があるのなら、喜んで自分からサービス残業をした可能性はあるなとは思います。

職場の空気とか義理人情とかいろいろあるとは思いますが、自分はやはり法律を犯す人(法人)に対して与える(加担する)ことを喜ぶことはできませんね。

そう言うと、「36協定があるからサービス残業でなければ長時間労働は労働法違反ではない。」という反論も出てきそうですね。

百歩譲って合法だとしても、倫理的にどうなんでしょう。今の日本の停滞の原因は間違いなく少子高齢化です。子育て世代が子供を育てるための時間や結婚前の男女がパートナーをみつけるための時間を奪う長時間労働は間違いなく少子高齢化の大きな原因です。

そんな長時間労働に罪の意識も持たずにただのりしている会社には、どのように考えても「喜んで」与えられる心持ちにはならないですね。

ちなみに、一般的なビジネスにおいて、「与える人になる」ための方法を私なりに考えてみたので、よろしければそちらもご覧ください。

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