ルレアのMOTOさんがおすすめしていたレバレッジリーディングを読みました。
この本を読んだ目的は、3つあります。
- 読書を成果に結びつけるため
- 実践が大事というのはわかるけど、そのおかげでTODOリストが増えすぎて崩壊しそうなのをなんとかしたい。
- MOTOさんなどの稼いでいる人の思考法を真似るため。
学んだこと
読む前
本を選ぶ
- 友達、知人におすすめを聞く
- Amazonで中身検索で気になるキーワードで検索してみる
- 奥付の版数が多いと、売れているということ
本のストックは常に切らさないこと
読む準備
目的をイメージする
事前に本を読む目的をイメージしておくことで、読んでいるときに求めていることに意識が向きやすくなる。
それをカラーバス効果という。
たとえば、今目をつむって赤をイメージする。そして目を開く。すると赤いものがたくさん目につくことがわかる。
時間を決める
正直自分は制限時間を決めるのが有効なのかは疑問。じっくり読むことがあってもいいのでは。
全体を俯瞰する
前置き、目次、後書きを読み本全体を俯瞰しておく。
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読んでいるとき
本は汚してナンボだ。
気になるところに印をつける
- 線をひく
- 星印をつける
- ドッグイヤーをする(ページのかどを折る)
- さらに気になるページは2重にドッグイヤーする
2重にドッグイヤーすると、あとでそのページの重要度が解りやすい。
思ったことをどんどん余白に書き込む
脱線してもいいので思ったことをどんどん余白に書く。
自分だったらどうするかと置き換えて考える。
本は汚してナンボなので、借りたりしない。また汚すと売れないないので、売らない。不要なら捨てる。
緩急をつけて読む
大事だと思うところはじっくり読み、そうでもないところはサーっと読む。
そのために、目次と段落の最初だけ読み、あとはぱっと見る程度で進めていく。
読んだあと
実践で活用するためのメモを書く
大事な点を簡単なメモにまとめる。(レバレッジメモ)それを常に持ち歩き、何度も読み返す。
そうすると、自分になじんできて条件反射的に現実のビジネスで実践できるようになる。これらの1~2行のフレーズと何年も付き合う。
この積み重ねをパーソナルキャピタルと呼ぶ。
ドラッカーもつぎのように言っている。(169ページ)
成果をあげる人に共通しているのは、自らの能力や存在を成果に結びつけるうえで必要とされる習慣的な力である。企業や政府期間で働いていようと、病院の理事長や大学の学長であろうと、全く同じである。私の知る限り、知能や勤勉さ、想像力や知識がいかに優れようと、そのような習慣的な力に欠ける人は成果をあげることができなかった。
言い換えるならば、成果をあげることは一つの習慣である。習慣的な能力の集積である。そして習慣的な能力は、常に習得に努めることが必要である。習慣的な能力は単純である。あきれるほどに単純である。7歳の子供でも理解できる。掛け算の九九を習ったときのように、練習による習得が必要となるだけである。「六、六、三六」が、何も考えずに言える条件反射として身につかなければならない。習慣になるまで、いやになるほど反復しなければならない。(P・F・ドラッカー「プロフェッショナルの条件」ダイヤモンド社)
メモにはデータや引用 も書いておくとあとで使いやすくなる。
メモを人に伝える
作ったレバレッジメモを人に伝えることで、自分もまた学習になったり新たなアイディアが生まれる。またドラッカーが下のように言っている。(158ページ)
知識労働者は自らが教えるときに最もよく学ぶという事実がある。
(P・F・ドラッカー「プロフェッショナルの条件」ダイヤモンド社)
さいごに
本を読んだら実践が大事だというのはわかっていました。ただ、実践することが多くてTODOリストが崩壊してしまうという悩みを持っていました。
ですが、この本を読んで、「実践する」というのはなんでもかんでもすぐにやるということではない、ということに気づきました。
この本にあるように、何度も大事な点を繰り返し読み、条件反射的に実践できるようにしておくということだと理解しました。これなら、習慣化できそうです。
私と同じように、本を読んでTODOリストの項目が激増して、結局なにもできない、というような悩みをお持ちのかたは、読んでみると参考になるかもしれません。
また、私にとってレバレッジメモはこのブログ記事を書くことになります。この方法は、「人に伝える」というのも兼ねられるので、気に入っています。
この本を読んで書いたマインドマップ、汚いですが貼っておきます。
ちなみにマインドマップについては以下の本が参考になります。
要約と感想も書きました。
参考
P・F・ドラッカー「プロフェッショナルの条件」をAmazonページ