商売下手なエンジニアが1年半アフィリエイトをやって学んだこと

Macとコーヒー

この1年半、仕事の90%の時間はアフィリエイトの作業をしてきました。その前はSIerでSEだったり、WEBスタートアップでプログラマーをしていました。トータルのエンジニア暦は7年くらいです。

アフィリエイトに取り組むようになって学んだこと、気づいたことをまとめておきたいと思います。

技術力が高いことが弱点になることもある

エンジニアの世界では、技術力があることは間違いなく良いことでした。ですが、アフィリエイトをやっていて、その考え方が逆に足を引っ張ることがよくあることがありました。

アフィリエイトの作業においては、高度な技術は必要ありません。WordPressなどの枯れた技術を使えばよく、技術よりもコンテンツ(文章)に時間をかけなければお金を稼ぐことはできません。

このサイトはMiddlemanというRubyのサイト作成ツールを使っています。今考えるとWordPressを最初から使えばよかったと思っています。ですが、このサイトを立ち上げた時は、新しい技術を学びたいという欲求を抑えられず、比較的新しい技術であるMiddlemanを使うことにしました。

ブログを運営するならWordPressを使うのが一番良いというのは今はわかります。コミュニティが大きく、テーマやプラグインが豊富だからです。ノウハウの情報も豊富です。Middlemanを勉強した時間は、収益に何にもつながっていないのです。

アフィリエイトで稼いでいる人の中には、「HTMLって何?」っていう技術レベルの方がごろごろいることに最初はカルチャーショックを受けました。

技術力はまったくアフィリエイトで稼げるということに関係がないのです。むしろ余計な学習時間を増やしてしまうということで、マイナスになることさえあります。

もちろんアフィリエイトの枠を超えて、新たなビジネスモデルを構築する際に、高度な知識が役に立つことは十分ありえますが。

素人であることが強みになる

エンジニアの世界では、何にでも精通していることが尊敬されていました。いわゆる職人のように技術や知識を体にしみついているくらいの人がすごいと言われていたと思います。

しかし、アフィリエイトで求められるのは素人の感覚です。何か商品やサービスの体験記事を書く際、その対象について精通してしまっていると、新鮮な体験談が書けないのです。

例えば、プログラミングスクールの案件をアフィリエイトで紹介しようとした際、自分はプログラミング経験があったので有利だと考えていました。確かに、業界のことや背景の知識を知っていることは有利ではあります。ですが、実際に体験して書いたレビューは、知人の主婦でプログラミング未経験の人が書いたものより、良い記事ではありませんでした。

逆に、これまで使ったことのない格安SIMを購入した際に書いたレビューはとても共感を呼んだようで、検索で上位表示でき収益も結構出ました。

知らないということは逆に強みになる、ということに気づいたのはとてもライフチェンジングでした。

自分には当たり前の知識を入門者が超必要としていたりする

人はどんどん学んで成長していくものです。学んだばかりのことは、その知識の価値を認識しているので、記事に書きやすいです。でも、学んで少し経つと、その知識が当たり前になりすぎてしまい、その知識の価値を忘れてしまいます。なので、記事にすることがとても難しくなってしまいます。なので、何かに入門したばかりの時に学んだことは、なかなか記事になりにくいのです。

でも、一般に需要が大きいのは、この入門者のための記事です。検索数も入門者向けのキーワードが大きいです。例えば、「Rails 入門」「WordPress 入門」などで検索する人がとても多いのです。

これに気づいてからは、何かを学び始める時こそ、しっかり記事にしていこうと思うようになりました。

入門時に悩んで解決したこと、というのが大事だということがわかりました。悩みが深いほど、実は他の人も悩んでいるのでニーズが大きいのです。

悩んで解決したときは、早々に先に進みたいですが、そこをもう一踏ん張りして記事にして他の人に伝えてあげる、そういった一手間が非常に大切です。

その際には、過去の自分に教えてあげるつもりで書きます。また、未来の自分もそれについて忘れてしまう可能性もあるので、備忘録の機能ももたせます。つまり、過去と未来の自分両方に書いていることになり、不思議な気持ちになることもあります。

パソコンはMacよりWindowsが多い

これは学びというよりは気づいたことです。エンジニア業界(特にWeb系)では、Macを使っている人が圧倒的に多いです。しかし、アフィリエイト業界では、Windows利用者が圧倒的に多いです。

その結果、アフィリエイト用のツールもほとんどWindows対応のみでMacには対応していません。

推測ですが、この理由はアフィリエイトが副業カルチャーの延長としてあり、家庭で手に入りやすいWindowsが最初に使われたからなのかなと思います。

エンジニアはアフィリエイトリンクを踏まないというのは嘘

エンジニアの方は、アフィリエイトサイトが嫌いな人が多いです。広告をクリックさせて収益を得るというのが、嫌いなのでしょう。自分はアフィリエイトリンクを踏んだことがない、と豪語するかたもいます。

なので、自分はエンジニア向けの案件に取り組む際、ちゃんとリンク踏んでくれるかな、と心配していました。

ですが、いざリンクを設置すると、結構リンク踏まれていました。

アフィリエイトリンクが嫌いという人は多いですが、実は全てのアフィリリンクがアフィリリンクと気づかれているわけではないのだな、ということがわかりました。

内容の薄いあきらかにひどいアフィリサイトのせいで、アフィリエイト全体のイメージが悪くなっているのだと思います。ちょっと残念ですね。

稼げるとわかってから本腰を入れる

開発をしている時は、結構最初からどのようにプログラミングをするかああでもないこうでもないと考えてしまっていました。どうすればメンテナンスしやすい綺麗なコードになるかというようなことです。

ですが、アフィリエイトを始めて、そのようにしっかり時間をかけるのは稼げるのがわかってからやるもの、ということを学びました。

最初はあまり力をいれずに幅広いジャンルの記事をたくさん書き、特定の商品が2〜3個売れたら、その領域について真剣に記事を書いていく、というのが大事だと思います。初めから稼げないジャンルや商品に力をいれてしまうリスクを最小限にすることが大事ということです。

ビジネスの基本は「力の入れどころ」を知ることなのだなと思います。

手を動かす作業はルーティーンにせず、考える作業はルーティーンにする

先ほどの「稼げるとわかってから本腰を入れる」ためには、いろいろなやり方をする必要があります。

いつも同じやり方をしてるいと、ヒットする可能性も出てきません。なので、作業自体は常に違うやり方をしている(ルーティーンにしない)のが理想です。

ですが、いろいろなやり方をやるには、考える時間をとって、結果を分析したり仮説を立てる必要があります。こんなやり方をしたらどうだろう、というようなことです。

考える時間というのは、意識しないととらないものです。なので、意識的に考える時間をとり、考える作業自体をルーティーンにすることが大事だと思います。

アフィリエイトで家族や知人を大事にできる

アフィリエイトをやっていて意外な変化に気づきました。家族が買った商品などをアフィリエイトで扱う際に、「なんで、それ買ったの?」「買ってどうだった?」という質問をよくするようになりました。

それを通じて、その相手のことも前よりよくわかった様な気がします。このように、消費者調査の一環ですが、家族の考えていることをよく知る、というきっかけになり一石二鳥です。

身近な人でなくても、アフィリエイトをすることで、「人はなぜこれを買うのだろう。」ということを考えるので、人の気持ちに敏感になった様な気がします。

スケジュールは守るものではなく行動するためのもの

SE時代に身につけたスケジュールの考え方は、一度たてたらなんとしても守るもの、というように教わりました。

ですが、アフィリエイトの作業に関しては、どちらかというと、目標へのプロセスを具体化し、行動にうつしやすくするためのものという認識になりました。

スケジュールの途中で、何かが違うと感じているのに、無理に続けてしまうと、逆に非効率になり成果もでにくくなります。むしろその時々感じていることに向き合い、それをスケジュールに反映して柔軟に変更していくほうが、成果につながりやすいのです。

「無理している」状態というのは、心が何かに気づいているけど理性が無視している状態です。その心が気付いていることに敏感になり作業に反映していくほうが早く成果につながることが多いきがしています。

羊毛や小麦