ブログ記事を書く際に行うライバルチェック(競合分析調査)をする方法をお伝えします。タイトルにどれくらいキーワードが入っている記事があるかなど、テクニカルなことに偏った記事が多いので、より本質的なこと、マインド的なことを中心にご説明します。なお、本記事はサイト全体のライバルではなく、狙う検索キーワードごとのライバルチェックのお話になります。
もくじ
よく言われるテクニカルな話も大事ではあるが
まず、記事を書く前に、狙っているキーワードで検索をします。狙っているキーワードというのは以下をご覧ください。

巷では、「allintitle:」を頭につけて検索して、キーワードをしっかりタイトルに入れて狙いに来ている記事が何個くらいあるかを調べよう、と言われています。
また、サイトが大手企業のものかや権威性のある人が書いた記事か、などを確認しようなどとも言われています。
こういったことは、そんなに時間がかかる作業ではないのでやった方がいいとは思います。
しかし、もっと本質的なことやマインド的なことを知っておいた方が、より効率的に上位表示を狙えるので、本記事ではその辺りを中心にご説明します。
ディベートして勝てそうかどうか
ライバル記事の強弱は、形式的な特徴だけではなく、記事の中身からも判断します。記事の中身の論理が、仮想的にディベートして勝てそうなら参入していきます。ライバル記事に論理の穴があるかを見るということです。いくつか例を挙げます。
例えば、ライバル記事の多くが、商品の公式サイトからスペックを抜き出してまとめてきただけの記事だっとします。そうすると、こちらは「実際のユーザーが使ってみた感想をお伝えします」というのを武器にして記事にできます。
他には、例えば主婦向けの商品なのに、ライバル記事がなぜか男性と思われる筆者ばかりのようなら、「他の記事は男性の方の記事ばかりだったので、本当の主婦の私がレビューします」のように打ち出せます。
さらに、記事の裏の目的について指摘するのもありです。以前、ある上位のライバル記事が、商品を批判してその記事からメルマガの登録に誘導していました。なので、私は「メルマガに登録させるために正確なレビューをしないブログもあるので注意してくださいね」というようなことを主張したら1位に表示できました。
ある意味、意地悪な視点でライバル記事の欠点を見つけていく作業です。
注意点としては、名誉毀損になってしまうので名指しでの批判はせず、一般論として言うことです。それでも読者には十分伝わります。
このようにライバル記事をざっと見て、全く論理の穴がなく検索してくるユーザーのニーズに完璧に答えているようであれば、参入はしないほうがいいです。
ちなみに、インターネットの世界の重要な考え方として、同じコンテンツは2つは要らないということです。完璧なコンテンツがあればそれをリスペクトして、自分は自分の価値が発揮できる場所を探し、ネット全体のコンテンツをみんなで豊かにしていくというのが賢い態度です。
感情的な熱量を見る
論理(ディベート)で勝てるかどうかを見ると同時に、感情的な熱量を見るというのも大事です。
ライバルの記事が、著者の個人的な感情が入っているかどうかが重要です。例えば、単にネットの情報をまとめただけだと、ほとんど他人事のような記事になっていて、著者の感情が見えてきません。しかし、著者の個人的な体験から書かれている記事は、感情がよく伝わってきます。
そういった記事は、感情を表す言葉が使われているはずです。「辛かった」「嬉しかった」「困った」など。そういうった表現から判断できます。
そのような感情の熱量が強い記事はライバルとして強いと判断できます。
こちらにそれ以上の感情の熱量が出せれば参入する価値はありますが、他人事としてネットから情報収集して感情ゼロの記事を書くしかできないのであれば、参入しない方がいいでしょう。
仮にライバル記事の情報量が多かったとしても、感情が全然乗っていないまとめ記事のようなものであれば、こちらの情報量が少なかったとしても、感情の熱量全開の記事を書けば、勝てることが多いです。ブログで感情が重要になってきているというのは以下の記事で説明しています。

情報量で勝負しない
検索結果の1ページ目にくるような記事達の情報を、全て網羅しなければ勝てないと思っている方が多いのですが、そんなことはないです。
一時期SEOで網羅率がもてはやされたからかもしれませんが、GoogleにもAIがどんどん使われている現在は全く違います。
情報をまとめるのはAIでもできますし、クラウドワークスなどで雇う格安バイトの人でもできちゃいます。
なので、必要なのは、まだ存在しない情報や切り口です。
そのために、検索結果の1ページ目にでる記事の傾向を見ていきます。すると、まだ誰もいっていない情報や切り口に気づいたりします。ここで大事なのは、現在上に来ている記事が「正解」だと思わないことです。間違いなく自分の方が良い切り口を思い付くという自信が大事です。切り口にを思い付くために、逆張りしていくのも有効です。1ページ目の記事の傾向がわかったら、それと全く逆のことを言ってみるのです。
まだ存在しない情報や切り口を見つけたら、それをメインに記事にしていきます。他の記事で言われている情報は、短くまとめて、「巷ではこういうことが言われていますが、〇〇という点も忘れてはいけません。」と言った言い方で伝えます。
実は本記事もそういう構成になっています。最初のセクションで他の記事で言われていることを短くまとめて、それに対して別の視点を提供していきます。
なので、他の記事で言われていることを全部を盛り込む必要はないのです。
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自分が提供できるものを持っているか
ここまで読んで頂ければご理解されているかもしれませんが、ライバルチェックとは、敵を見ているようで、自分を見る作業とも言えます。
というのは、ライバル達が持っていないけど、自分が持っているものがないかを見ていく作業だからです。
自分が持っているものをライバルも持っている、と判断できるなら、無理に参入する必要ないです。参入するとしたら何か新しい経験を積んで、自分の中に提供できる何かができた後にしましょう。間違っても、ネットで調べ回って全ての情報を網羅するなどのAIがするようなことはしないようにしましょう。
影響されないように深く読み込まない
これも矛盾するようですが、ライバル記事の確認は深くし過ぎないようにしましょう。と言うのは、内容まで引っ張られて似かよったものになってしまうためです。ご自身の感情も乗らなくてなってしまいます。ざっくりライバル記事の欠点や傾向が確認できたらよしとします。
ライバル記事の詳細な確認は、自分の記事を一度書き終えた後に、答え合わせのように行うのがオススメです。
ライバルが強そうでも簡単に諦めない
ライバルチェックの方法について説明してきましたが、ライバルが強そうだからと言って、すぐに弱気になって諦めない方がいいです。と言うのはあなたの体験や感想はご自身としてはありきたりでつまらないものと思っても、他の記事にはないオリジナルなものの可能性が十分あるからです。
最初のうちは迷ったら参入していくのはありです。特に失うものはないので。
さいごに
ブログ記事を書く際のライバルチェックについて、テクニカルな面ではなく本質的なことやマインド的なことをご説明しました。
他の方の記事で説明されているテクニカルな方法や本記事で説明した方法をもとに数をこなしていけば、ある程度、このライバルだったら戦えそうだ、難しそうだ、ということがわかるようになってきます。最初はあまり、考え過ぎずに色々挑戦してみてくださいね!
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