ブログ記事の見出しは適切に付けると読者にとって非常に読みやすくなります。読了率も上がりSEO的にも重要です。通常見出しはそのまま目次にもなります。本記事では効果的な見出し、目次の付け方をご説明します。ちなみに、新聞や雑誌の名残で記事タイトル以外は「小見出し」と呼ぶ人もいますがが、本記事では「見出し」と呼ぶことにします。
もくじ
基本的に見出しはH2のみ使う
ブログ記事はある程度の文章量がある場合、全て同じ地の文で書かれていると読みづらくなります。そこで、全体をいくつかのセクションに分けることで、意味のまとまりとしてとらえることができます。
そのセクションを分けるために使うのが見出しです。
見出しにはレベルがあります。HTMLタグも、H1、H2、H3、H4...というように、レベルがあります。
最も重要な見出しは記事タイトルで、H1を使います。記事タイトルの付け方は以下で詳しく説明しています。

1記事の中でH1は記事タイトルの1箇所のみに付けるので、基本的に記事中の見出しにはH2を使うことになります。
Hタグというのは、意味のレベルに応じて使うようにしてください。見た目のデザインが大抵それぞれ違うのですが、H3の方がオシャレだからといってH2を使うべきところでH3を使わないようにしてください。デザインが気に入らないなら、CSSでデザインの方を修正するようにしましょう。
そして、レベルを飛ばさず1つずつ下げて使うようにしてください。例えば、H2の直下に来る見出しは必ずH3です。H3を飛ばしてH4やH5を使わないようにしましょう。
ではH3以下のレベルの見出しは使わないかというと、基本的には使いません。
というのは、当方がお勧めするブログの書き方は、時系列エピソードで進めていくものになります。なので、論理的に小分けにして階層化するような記事の書き方にはならないようにします。
また、ブログは基本的に縦にスクロールして読んでいきます。パソコンよりもスマホで読む人が多くなっていて、サイドバーが目に入ることもないので、本当に縦にどんどん進んでいく意識で読むことになります。すると、論理的に階層化された見出しというのはあまり意味がなく、見出しには単純に流れやリズムを作る役割しかないというのもあります。
時系列エピソードではなく、教科書のように論理的に構成された記事を書く場合は、階層化してH3以下の見出しを使うこともあると思いますが、本記事では扱いません。
見出しはその先を読みたくなってもらうためにある
ブログは縦にスクロールしていく意識で読まれるとお話ししましたが、その中で見出しはどのような役割があるのでしょうか?
それは、さらに下を読みたくなってもらうためにあります。読みたくなってもらって、さらに下にスクロールしてもらうことが重要です。
なので、次が気になるな、と思ってもらう必要があります。
次のセクションの内容から、インパクトのある文言を使うのが効果的です。
お勧めしないのは、セクションの内容ではなく「外枠」を見出しにすることです。あくまでも内容から文言をピックアップしましょう。
例えば、
外枠 | 内容 |
---|---|
Macbook Airが欲しくなった経緯 | MacBook Pro(2017)に懸垂台が直撃! |
他の機種と比較検討 | Pro 14 inch、M1Airと迷う |
量販店に足を運ぶ | 量販店のApple担当さんにモヤモヤ |
初心者の方は、この表の「外枠」のような文言を見出しに使いがちだと思います。確かに、そのセクションの大枠を説明した言葉だからです。これはこのセクションの執筆前にこれこれについて書こうということをそのまま言葉にした見出しです。
しかし、実際にそのセクション内の体験で、あなたの感情が動いた出来事自体を見出しにしてしまうのがお勧めです。すると、読者も心が動き、続きが読んでみたい、という気持ちになりやすいです。私は以下の記事なのでご自身の感情に注目してブログを書くことをおすすめしていて、それができるとご自身の体験からインパクトのある文言を見つけやすくなります。

なので、見出しは、そのセクションを書き終わってから考えるのがおすすめです。そのセクションの出来事が頭の中で整理できて、どの文言にインパクトがあるか検討しやすいためです。もちろん、そのセクションを書き出す前に、仮で外枠的な言葉を見出しにしておいて、書き終わったら、内容から改めて考えて修正するのもアリです。
また、クエスチョンマークなどを使って断言しないことで、先が気になってもらうのもおすすめです。
見出しは20字以内にする
そのセクションの出来事から文言をピックアップすると、文言が長くなりがちです。
ただ、見出しがあまりに長いと、読みづらくてサッと頭に入って来ません。見出しは主役ではなく、あくまでその先を読みたくなってもらうためのものなので、サッと頭に入りやすい文言にしましょう。
長くなると、見出しだけで結論が分かってしまい、先が読みたいという気持ちが起きにくくなります。
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検索キーワードよりもインパクト重視
解説記事によっては、記事タイトルだけでなく見出しにも狙っている検索キーワードを盛り込むように推奨しているものもあります。極端に書くと以下のような感じです。
- Macbook Airの購入経緯
- Macbook Airを最安値で購入する方法
- Macbook Airのメリット
- Macbook Airのデメリット
しかし、私はやはり、上述したようにインパクトを重視するべきだと考えています。
というのは、最近の検索エンジンは、単純に文章を解析しているだけではなく、読者が読んでいる時の行動をトラッキングしてそれを評価に反映させるようになっているからです。
あくまで読むのは人間です。なので、人間である読者の心が動く文言を重視すべきということです。
目次自体が作品!ストーリーがイメージできたらベスト
最近のブログは見出しを自動的に記事の目次にしてくれる機能があるので記事を書きながら見出しを付けていくと、目次もできてきます。
目次は通常記事の冒頭に表示されます。読者はこの記事にはどんなことが書いてあるんだろうという気持ちで見ます。ここで、読者を惹きつけられないと、別の記事を探しに検索エンジンに戻ってしまうかもしれません。しかし、惹きつけられれば、本文を読み進めてくれます。
なので、目次はとても重要で、目次自体が作品だと捉えてください。
上述した方法でうまく見出しを付けられれ、目次にはあなたの感情が動いた出来事を表す文言が並んでいることになります。目次をざっと見るとなんとなくストーリーがイメージでき、わくわくする気持ちになると思います。
目次を見て確認することは、それぞれの文字の長さです。文字の長さがバラバラ過ぎると、美しくなく読みづらいので、ある程度揃えてあげるのがおすすめです。
さいごに宿題
見出しの文言次第で、読了率、そしてSEOにも効果的なことが伝われば幸いです。
では、今回の宿題です。
あなたのこれまで執筆された記事から1記事選んで、上述した方法で見出しを考え直してみてください。
やって頂けたら、問い合わせフォームからご連絡頂ければ、何らかのリアクションを致します。