「マンガでやさしくわかるコトラー 」を読みました。勉強になった点を中心に要約と感想をご紹介します。
要約
マーケティングの定義
マーケティングは「販売を不要にすること。」
マーケティングには芸術的要素と科学的要素がある。
マーケティングは以下のように発展してきている。
マーケティング1.0 | 製品中心 |
マーケティング2.0 | 消費者志向 |
マーケティング3.0 | 価値・社会的意義重視 |
セグメンテーション
地理的セグメンテーション
デモグラフィックスセグメンテーション
サイコグラフィックセグメンテーション
高級志向か節約志向かなど。
行動によるセグメンテーション
大量に使う人か少量使う人かなど。
「ちでさこ」と覚えよう。(本に書いてあるわけじゃない)
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価値基準ポジショニング
価値基準ポジショニングは、3つのタイプのうちどれを極めるかを極めること。
- 製品品質に優れた企業
- 効率的オペレーションに優れた企業
- 顧客サービスに優れた企業
ニーズ・ウォーンツ・ディマンズ
ディマンズという概念は初めて知った。
ニーズ | 顧客が満たされない状況を「何か」で満たしたいを感じている |
ウォンツ | ニーズを具体化したもの |
ディマンズ | 顧客が欲しいと思った際に、製品やサービスを購入するだけの資金的余裕がある状態 |
流通チャネルを決定する際
流通チャネルはいろいろな選択肢があるが、「取引ごとのコスト」と「販売ごとの付加価値」を比べて判断する。
感想
マーケティングの入門書は多く読みましたが、ほとんどはコトラー氏の言説を切り貼りしている、ということがわかりました。
マーケティングの本はだいたい同じことが書いてあるのですが、本書もだいたい同じだったためです。
この本の著者が絶賛する、コトラーの原著「コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント」も読みたくなりました。
Philip Kotler (著), Kevin Lane Keller (著), 恩藏 直人 (監修), 月谷 真紀 (翻訳) 丸善出版 (2014/4/19)